リリース:1985年
評価:★★★
コメント:結果的に<
1984>のヒットを機にヴァン・ヘイレン辞めてしまったデヴィッド・リー・ロス。
何するのかと思っていたら、ミニアルバム(全4曲で15分足らず)の体裁で世にリリースした一発目がこれ。
そこにあったのはV.H色の一掃どころか、HR/HM色も含まないエンターテイメント性重視の楽曲でした(^^;
ビーチボーイズの[3]を何の躊躇いも無く(且つ、ほぼオリジナルに忠実な形で)カバーしたり、オールドジャズの[2]をモダンに、且つ、D.リー.ロス色に(^^;仕上げた辺りは、単なる色物じゃ済まないタレントがあるようにも思えます。
アルバム全体のバランスからするとちょっと異質に思えなくもないですが、ラヴィン・スプーンフル等の演奏で知られる[4](ジョン・セバスチャン作)をセレクトする辺り、「単なるギンギラギンじゃないぜ」と言いたかったのでしょうか(^^;
HR/HMファンをターゲットにしている訳ではなく、完全に自己趣味とお遊びの範疇なのかも知れません。
確かに、V.H在籍時にも、キンクスやロイ・オービソンのナンバーを演(や)ったりしていましたしね。とは言え、いい意味で彼の多才な一面とエンターテイメントが凝縮された佳作とでも言えるかもしれません。
収録曲:
1.Easy Street
2.Medley: Just a Gigolo/I Ain't Got Nobody
3.California Girls
4.Coconut Grove
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