リリース:1981年
評価:★★★★
コメント:本作('81年作)は残念ながらリアルタイムで聴いた訳ではないのですが、同じく音楽好きの知人から「これは聴いておけ!」と言われ今ごろ手を出した次第です。
因果的なものを感じますが、マイルス・デイヴィスが復帰したのが丁度この頃ではなかったでしょうか。
確かに、ライナーにあるように、晩年のマイルスが創造した音楽のエッセンスが匂ってくる気もしますが、マイルスそのものを聴き込んでいない悲しさ故、その表現が的確なのか否かは判りません。
ただ、もしこの音をリアルタイムで聴いていたら、さぞ自分の音楽嗜好(方向性)は変わっていたであろうことは想像できます。
ジャパニーズ・フュージョンによく見られる「テクニカル至上」的な部分も好きなのですが、ここで繰る広げられている音はそこら辺りとは少々違い、もっと概念的というかトータル性を最重視したような感じを受けました。
例えば、[1]にしても、最初は単に無機質な音に思えたのに繰り返し耳にすると、バラエティに富み次から次へと「音が湧いて出てくる」様が非常に面白いもだという感が強まってきます。
まだまだ見逃している音は山ほどあるハズですが、これもそのような中の1つに違いなかったと言うことは確かです。
収録曲:
1.Circle/Line
2.City Snow
3.Gumbo
4.New Native
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