リリース:1977年
評価:★★★★
コメント:アート・ファーマーがCTIに残したフュージョン色の強い一枚。
無論、ジャズファンの多くはCTI(≒フュージョン?)に走ったジャズアーティストに対しては、あまり好意的に捉えていない場合が多いと聞きますが、如何せん、私にとってはそれらジャズ系ビッグネームとフュージョン系ビッグネームが仲良く作品を創ってくれるだけでも充分うれしい事でして(^^;
プロデュースはCTIの首領であるクリード・テイラー。
これにドン・グルーシン(key)、エリック・ゲイル(g)、スティーブ・ガッド(ds)、ウィル・リー(b)などが、よりフュージョンらしさを演出しています。
[1]や[2]など、Aファーマーのメロディーラインや奏法だけを抽出すれば生粋のジャズなのかも知れませんが、(特に)S.ガッドのdsを聴くと…どうしようもなくフュージョンであることが感じられます。
いいですねぇ、ガッド先生(^^;
また、[1]、[4]でのE.ゲイル先生のgも素晴らしいです。
隠れ名盤という程隠れていませんし、ましてや「A.ファーマー入門に本作を!」等と素人まるだしな
事言っても一笑に付されるでしょう。
しかし、なんともリラックスした中で悠々とトランペット/フリューゲルホーンを奏でるA.ファーマーも良いじゃないですか。
所謂、A.ファーマーの名盤は未聴の私ですが、決して本作が駄作だとは思いません(フュージョンファンとして)。
収録曲:
1. クロール・スペース
2. シッダルタ
3. シャンソン
4. プティット・ベル
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