リリース:1969年
評価:★★★
コメント:フュージョン・シーンにおける立役者だったブレッカー・ブラザーズ。
その兄であるランディ・ブレッカー(tp)がブレッカー・ブラザーズに至るまでに、Blood Sweat & Tearsや11th Houseなどで活躍していた経緯を見れば、ジャズとロックの垣根を越えようという思いは弟君よりも強かったのではと思うのです。
本作はまだまだジャズ色の濃い作品ですが、それでもほぼR.ブレッカー自身の手による楽曲は必ずしも末期のハード・バップというよりも、初期クロス・オーバーと言ってもいいんじゃないかと思います。
[7]、[8](共にハル・ギャルパーの作品ですが)辺りを聴けば、それは明らかでしょう。
ジャジーな前半([1]-[5])と、かなりロックテイストが強い後半では、多少メンバーが異なります。
やはり私個人としては先の2曲を含む後半が好きです。
無論、前半が「駄目」ということではありませんが。
ラリー・コリエル(g)、バーナード・パーディー(ds)、マイケル・ブレッカー(sax)、チャック・レイニー(b)、前半ではH.ギャルパー(p)も参加。
収録曲:
1. Bangalore
2. Score
3. Name Game
4. The Weasel Goes Out To Lunch
5. Morning Song
6. Pipe Dream
7. The Vamp
8. The Marble Sea
0 件のコメント:
コメントを投稿