リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:本作はダグ・カーンが'72年にブラック・ジャズ・レコードでからリリースした2作目です。
何やら、聴く側の士気を一気に高めるスピーチ?の[1]を皮切りに、怒涛のスピリチュアル・チューンが続きます。
浮遊するかのようなD.カーンのエレピとジョージ・ハーパーのソプラノサックス、そして性急なドラムブレイク(おおっ、今回のドラムはアルフォンス・ムザーンじゃないですか!)にかぶさるジーン・カーンのヴォーカル。
これ以上は望むべくも無い(^^; 最高のチューンです。
また、前作<
Infant Eyes>では、自作曲が殆ど無かったのに対し、本作では逆に殆どが自作曲で占められています。
人それぞれに程度の差こそあれ、「絶好調」という時期は必ずあります。
きっとそんな時期だったんじゃないでしょうか?
考えてみると、D.カーンがブラック・ジャズ・レコードに残した4作品は'71年から'74年にかけてのもの。
つまり、毎年1作品リリースした算段になります。
これもすごいパワーです。
次作<
Revelation>と併せて、彼のクリエイティビティが最高潮に達していた作品と言われるのもうなづけます。
収録曲:
1.Dwell Like a Ghost
2.My Spirit
3.Arise and Shine
4.Blue in Green
5.Trance Dance
6.Search for the New Land
7.New Moon
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