リリース:1976年
評価:★★★★
コメント:「何も言うまい、言わせまい」とゲーリー・バーツ(as、ss、cl、synth、vo)本人が思っていたか否か知りませんが、冒頭の[1]は出色の出来ではないでしょうか?
ジャズをお聴きになる方ならお判りの通り、ジョン・コルトレ-ンの曲へのトリビュートですが、G.バーツ以上にドラムのH.キングのプレーの素晴らしさ。
無論、オリジナルの素晴らしさを承知の上で、このフリーファンクにも近い躍動感は流石だと思います。
一転、(今の耳からしてみれば)何とも時代的なシンセのイントロに妙にくすぐられる[2](^^;
因みに、voはソウル・シンガーのシリータ(スティービー・ワンダーの肝いりでデビューした人ですね)。
どちらかと言えば、アフロスピリチュアルというのか、その辺りの感触に惹かれて私はG.バーツを聴くようになったのですが、[3]や[5]といった「聴かせる」メロディラインも十分に演じきるG.バーツの力量に、今更ながら惚れ直している次第です。
収録曲:
1. Ju Ju Man
2. My Funny Valentine
3. Straight Street
4. Pisces Daddy Blue
5. Chelsea Bridge
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