リリース:1987年
評価:★★★★
コメント:エア・サプライとかリトルリバー・バンドとか、確かに英米で(更に日本でも)すんなりと受け入れられるサウンドもあれば、メン・アット・ワークなどのちょっと一ひねりあるバンドも出てくる。
そんなところが豪州の特徴なのかもしれません。
'80s初中期、豪州国内ではそのメン・アット・ワークやマイケル・ジャクソンのアルバムよりも売れた実績と人気を誇るのがミッドナイト・オイル。
本作は彼等の6作目のアルバムにあたり、彼等の'80sにおける最高の仕事と言えるかも知れない作品です。
常に時代に、政治に、環境問題に「物申す」という姿勢を崩さず、また、口先(音楽上)だけでなく、実際に様々な形でそれらに関わる彼等の行動力というのが、楽曲とも相俟って凄まじいカリスマ性を誇っていたのでしょう。
[1]、[2]といったナンバーからもそれらがビシビシと伝わります。
とかくフロントマンである禿頭巨躯のピーター・ギャレット(vo)が話題になりますが、あくまで彼等全員(=ミッドナイト・オイル)が物凄いエナジーを持って疾走した'80sを共有できた事を幸せに思います。
収録曲:
1.Beds Are Burning
2.Put Down That Weapon
3.Dreamworld
4.Arctic World
5.Warakurna
6.The Dead Heart
7.Whoah
8.Bullroarer
9.Sell My Soul
10.Sometimes
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