リリース:1980年
評価:★★★★
コメント:ミニマル・ミュージックが何たるものなのかはよく判りません。
ただ、DTM(デスクトップミュージック)の世界でお気に入りのフレーズをコピペ(コピー&ペースト)でつなぎ合わせるのに似たものなのかなぁと思っておりました。
スティーヴ・ライヒという名前を聞き、正確には某書籍で目にしたのですが、その人がミニマル・ミュージックの分野ではオーソリティ的に扱われている人らしいという事、併せて本作が掲載されていた事から手を出してみました。
最初に耳にした時には単なるループサウンドにしか思えなかったのですが、よくよく聴いてみるとそのループが少しずつオーバーラップしたりディレイしたり変化したりと、それはもう不思議な世界で迷路に迷い込んだような気分になっていきます。
それでも聴き終える頃にはまたその不思議な世界へ迷い込んでみたくなるなるから不思議です。
どの楽曲もその魅力的な求心力を持っていると思うのですが、個人的に最も惹かれたのは[1]。
初めて聴いたS.ライヒ作品、その中で最初に出会った曲だったからと言う点もあるとは思いますが、各インスツルメントの絡み具合、フレーズの反復と漸進的な変化、全てにおいて私にはS.ライヒの名前を頭の中に刻みつけるインパクトに満ちた作品でした。
収録曲:
1.Music for a Large Ensemble
2.Violin Phase
3.Octet
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