2008年3月16日
Rech The Beach / Fixx
リリース:1983年
評価:★★★★
コメント:英出身のニューウェイヴ系バンド、FIXXのセカンド作品。
デビュー作<Shutterd Room>は英でマイナーヒットしましたが、本作で本格的に米シーンに登場を果たしました。
FIXXに限らず当時の新進バンドがプロモーションを行うための手段としはやはりMTVの力は絶大でした。
閉塞した空間をさ迷うようなビジュアル・シーンが印象的な[1](チャート#4まで上昇)のプロモヴィデオも未だに私の頭の中に焼きついています。
クリアトーンでのカッティングを主体に、絶妙のドライブ感を与えるJ.ウェスト-オラムのg、メロディに上手く色を与えるR.グリーンナルのkeyを背景に、C.カーニンのvoが如何にもポストパンク/ニューウェイヴな匂いを感じさせる楽曲が並ぶ本作は、FIXXの最高作品と言ってもいいのではないかと思います。
実際、本作以降のFIXXについてウォッチしていないので何ともいえませんが・・・
先述の[1]の他、[2]、[4]といった辺りもシングルカットされチャートを賑わましたが、(オリジナルフォーマットでは)最後を締めくくる[10]が良いと思っています。
深めのエコー処理にJ.ウェストのgとC.カーニンのvoが程よく英ニューウェイブの品の良さと質の良さを語っているように思えて・・・
収録曲:
1.One Thing Leads to Another
2.The Sign of Fire
3.Running
4.Saved by Zero
5.Opinions
6.Reach the Beach
7.Changing
8.Liner
9.Priviledge
10.Outside
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