リリース:1973年
評価:★★★★
コメント:クロスオーバー、ブラック・ファンクの先鞭として語り継がれる<Head Hunters>('73年作)は、確かにそれだけのものを持っていたと言えるでしょう。
その後、V.S.O.P名義での作品を出す直前まで辺りまで、作品だと<Secrets>('76年)辺りまででしょうか、が最も黒くうねっていたハービー・ハンコックのサウンドを味わえる期間かなぁと思います。
本作は'74年にリリースされたもので、ヘッドハンターズからは、dsのハービー・メイソンがマイク・クラークに代わっています。
ヘッドハンターズでの作品と比べると、若干でありながら勢いやノリといった部分でのブラックネスを弱めた引き換えに、スリリングさのようなものを得たのかなぁと感じています。
来日公演の際の演奏も語り草になっている[2]、その後何度も録音されている[3]など、こちらも名曲を含みつつ、やはり出自であるジャズという部分も感じさせてくれる作品であると思います。
収録曲:
1.Palm Grease
2.Actual Proof
3.Butterfly
4.Spank-A-Lee
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