リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:決して誉められた事ではないにせよ、クスリ漬けになったその体と精神から脱却するため、デヴィッド・ボウイが新たに目を向けたソウル・ミュージックの世界。
これまでのD.ボウイ作品からみればカッチリとアーティスティックな作りではなく、
ソウル・ミュージックがそうであるように多分にリラックスした雰囲気さえあるように感じます。
楽曲によっては、(聴く人が聴けば)スティーヴィー・ワンダーの[Superstition]やマービン・ゲイの楽曲がありありと脳裏に浮かぶものがあったりしますが、いい意味として捕らえれば、それだけ「近づきたかった」という事なのでしょう。
「プラスティック・ソウル」と揶揄されたのも事実ではありますが、結局、ジョン・レノンとの共作も含む本作で、また新たなD.ボウイ像が出来上がったのも事実かと思います。
人気番組だった「SOUL TRAIN」に初めて出演した白人アーティスト、という称号を得たのもこの時ではなかったでしょうか。
収録曲:
1.Young Americans
2.Win
3.Fascination
4.Right
5.Somebody Up There Likes Me
6.Across the Universe
7.Can You Hear Me
8.Fame
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