評価：★★★★
コメント：アメリカン･ハードの雄として、様々な後進からのリスペクトを集めるモントローズのデビュー作('73年作)。
主軸であるロニー･モントローズ、この人の名前も随分と昔から聞いて(知って)は居たのですが、ずっと聴く機会はありませんでした。
併せて、個人的には本グループを立ち上げる前までの活躍（と言いますか、存在感と言いますか･･･）についてはそれほど興味も持っていなかった、というのも事実だったりします（ブルースロック系はまだ苦手意識が(^^;）
実際に作品を通して聴いてみると、何だかそれまで持っていたイメージとはちょっと、否、大きく異なり、結構なハードネスを振りまいているではないですか。
特にブギーやロックンロール的なノリをベースにした楽曲のタイトさはなかなかの味わいです。
同時期または少し後発でデビューした他のメジャー･バンド（ＫｉｓｓとかＡＥＲＯＳＭＩＴＨとか）に比するとメディア受けするという意味での「華」が無かった／少なかったのが惜しいところでしょうか。
アメリカン･ハードの先駆者的･･･とか言ってしまうと、語弊もあるでしょう。
ただ、その音作りや雰囲気をリスペクトする後進が多いのも事実かと。
モントローズの全作品を追いかけるか否かは別として、アメリカン･ハードの本流を楽しみたい方は押さえておくのがイイ作品ではないかと思います。
収録曲：
1.Rock the Nation
2.Bad Motor Scooter
3.Space Station No. 5
4.I Don't Want It
5.Good Rockin' Tonight
6.Rock Candy
7.One Thing on My Mind
8.Make It Last
0 件のコメント:
コメントを投稿