2008年2月25日
Welcome to the Real World / Mr. Mister
リリース:1985年
評価:★★★
コメント:'70s後期のAORブームに活動していたPagesから、リーダーであるリチャード・ペイジ(vo、b)とスティーヴ・ジョージ(vo、key)が中心となって新たに結成されたMr.ミスター。
本作は彼等にとってのセカンドにあたり、ファーストの不振を吹き飛ばすかのように大ヒットした一作。
既にAORブームというものは過去の遺物ではあった'80s中期において、ツボを押えたシンセと適度にハードなギターを中心にR.ペイジのクリーンなヴォーカルを絡ませる手法がミソ。
[8]、[7](このイントロを聞くと、何時もラピュタを思い出してしまいます(^^;)に代表されるようなそのメロディセンスのよさも手伝って、AORの良さとポップロックの軽快さを併せた'80sならではの作品に仕上がったと思います。
ただ、「長続きはしなかなぁ・・・」と個人的に思っていた通り、本作の後もアルバムを出したようですが、鳴かず飛ばずでした。'80sのよき思い出の一枚です(^^;
追伸:
R.ペイジやS.ジョージは、様々なアーティストのバックヴォーカリストとして今なお活躍しているようです。
収録曲:
1.Black/White
2.Uniform of Youth
3.Don't Slow Down
4.Run to Her
5.Into My Own Hands
6.Is It Love
7.Kyrie
8.Broken Wings
9.Tangent Tears
10.Welcome to the Real World
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