リリース:1976年
コメント:エドワード・ゴーレイという芸術家の摩訶不思議な散文詩に、妖しくもどこか耳を惹きつけるマイケル・マントラーの音楽を合わせた、何とも形容しがたい作品。
M.マントラーはtpプレーヤーとして知られますが、ここではコンポーズとアレンジに終始しています。
テリエ・リピダルのgがロックテイストなトーンでメロディーを綴り、ジャック・デジョネットのdsが張り詰めた緊張感を維持しつつ、スティーブ・スワローのbがしっかりとベースライン(曲の流れ)を示しています。
これに加え、カーラ・ブレイのp/keyも鍵になっています。
そして極めつけはロバート・ワイアットのvo。
「歌う」というより「語る」と表現した方がいいのでしょうが、これで全体が「エドワード・ゴーレイの世界」として動き出してきます。
当初、「T.リピダルのギタープレイが面白いよ」と知人から言われて手を出した次第ですが、いやはや、とんでもない作品でした(^^;
無論、いい意味で、です。
収録曲:
1.The Sinking Spell
2.The Object-Lesson
3.The Insect God
4.The Doubtful Guest
5.The Remembered Visit
6.The Hapless Child
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