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2015年5月9日

Down Home / Z.Z. Hill

リリース:1982年
コメント:最近着任した職場の上司は、その昔CDを自費出版した程の音楽好きらしく、興味序でに「どの様なジャンルで?」と問うたところ「いわゆるブルースかな」との返答。

むぅ〜…別段、話しを合わせるとか愛想使いをするとか、況してやゴマをするとか…と言った事ではなく(^^、こんな近くに平然とブルーズ好きを公言する人が来たのも何かの縁?という訳で(どんな訳だッ(爆)少しブルーズについて積極性が見えたこの機会は大切にせねばと、珍しく新品で入手した一枚が本作です。

「それにしても、何故コレなのさ?」と貴兄は怪訝に思われるかもしれません。

小生も決して明るくはないブルーズ、「何か良さそうなモノは…」と思案し始めた時にふと思い出しました。

おおかた20年くらい前に入手したムック本で、その方面では有名な鈴木啓志氏が書かれた<R&B.ソウルの世界>が手元にありまして、その中で紹介されている「ブルースを知るためのアルバム 44枚」という紹介ページをめくったところ、本作が掲載されていました。

他作品のコメントも気になるところが多々あったのですが、本作については「本作なくして80年代以降のブルースは語れない」と言った少々大仰とも思える文字があり、誘蛾灯に惹かれる蛾の如く(^^、先ずは本作にリーチしてみたという次第です。

実際にほんさくを視聴してみると、いわゆるブルーズ進行でそれと判る楽曲はタイトル曲でもある[1]を含み数曲で、全体的にはソウル作品と言ってもいい作品です。

それでも先の書籍で堂々と(^^「ブルーズ作品」としてクレジットされているには、その[1]のポピュラリティ故なのでしょう。

当時はシングルカットされなかった[1]ですが、そうした中でもジワジワと人気を得て、多くのアーティストがカバーしたとの事。

他の多くを占めるソウルナンバーもなかなかにイイ感じでして、先の鈴木氏も、CDにあったライナーノートの筆者も声を揃えて推している[2]については小生も同感です。

因みに本作のテイストは、ギター一本、ピアノ伴奏で、ハープが唸る…と言ったスタイルではなく、もっとモダンな感じの柔らかさみたいなモノを感じます(まぁ’80s作品である事に違いありませんが)。

勿論、'60s、'70sのレガシィなスタイルのブルーズと比して、どちらが良い悪いというものではありませんが、小生にしてみればこの上なく聴き易いものである事に違いはありません。
収録曲
1.Down Home Blues
2.Cheating In The Next Room
3.Everybody Knows About My Good Things
4.Love Me
5.That Means So Much To Me
6.When Can We Do This Again
7.Right Arm For Your Love
8.When It Rains It Pours
9.Woman Don't Go Astray
10.Givin' It Up For Your Love

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