リリース:1973年
評価:★★★★
コメント:微妙にズレた硬派なジャズマンという印象で私はこのジョー・ヘンダーソン(ts、fl、ss、vo etc..)を捉えていたのです。
が、本作ではバップやモード、フリーといったジャズの形を通過したその後の道のりを検索するような、何とも面白い内容になっていると感じています。
実を言えば、知人に言われて狙い撃ち的に本作に手を出したのですが、エレクトリックなジャズの更なる(発展としての)可能性を示唆するようで、J.ヘンダーソン自身の持つ「変化に対するラジカルな面」が滲み出ているようです。
特に、本人のコンポーズによる[1]では、自らの(妙にダークな(^^;)ヴォーカルを入れたり、フリーキーに吹くまくる[3](ここでもvoが・・・)など等、それが顕著に見て取れると思うのです。
ジェームス・ブラッド・ウルマー(g)の参加にちょっと注目が集まるようですが、その他にも、ラリー・ウィリス(el-p)、デイヴ・ホランド(b)、ジャック・デジョネット(ds)等が参加しています。
収録曲:
1. Tress-cun-deo-la
2. Bwaata
3. Song For Sinners
4. Turned Around
5. Me, Among Others
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