リリース:1971年
評価:★★★★★
コメント:レア・グルーヴ路線からドナルド・バード(tp)の諸作品を聴き始めたので、ハードバップ期のバード作品は相変わらず未聴のモノが山ほどある訳ですが、それらは何れゆっくり聴いてゆくこととして(^^;
本作は大ヒット作<
Black Byrd>の前作という位置づけにあるという(それだけで、個人的には)非常に興味をそそられる作品です。
'60s末を機にD.バードがアフリカンなテイスト(いや、テイストという浅い表現ではないのでしょうが)を重要視してゆく事は周知の事実ですが、本作の感触はもうすぐそこに次作の影がちらついているような秀作だと思います。
また、どうしようもないくらいにロック的な音を感じてしまう辺りもD.バードの方向性が大きくシフトした時期の作品としての面白さがあると思います。
[3]辺りで顕著ですが、ワウワウを入れたギターカッティングにのったD.バードのトランペット。おまけに、曲の終了近くで奏でられているエフェクトかけまくりのそのサウンドときたらもう(^^;
そしてそのギターの主は・・・デヴィッド T・ウォーカーその人であります。
<
Black Byrd>以降で好評を得るマイゼル兄弟の影はここにはありません(当たり前ですが)。
しかし、ある意味で私が最も好きなD.バード作品かも知れません。
収録曲:
1.The Emperor
2.Jamie
3.The Little Rasti
こんにちは。
返信削除ご紹介ありがとうございます。
デヴィッド T・ウォーカーのワウって時点で
買いでしょうか(笑)
しかも★5つ。
早速、いただきたいと思います。