リリース:1974年
評価:★★★
コメント:数度聴いたきり、随分と長い間CD棚に仕舞われたままだった本作を久しぶりに聴き直してみました。
当初はそれ程気に入った作品ではなかったのですが、時間を置いて聴き直してみると、特に[2]のグル―バー・ワシントン,Jrのソプラノサックスとランディ・ブレッカーのトランペットの対照的な美しさや、そのコード進行というか、メロディラインに「らしさ」が出ているジョー・ベック作の[3]など、迂闊にも「こんなに良かったっけ?」と思ってしまいました。
それら楽曲としての良さは改めて判ったつもりになったのですが、ホストであるイドリス・ムハンマド(ds)自身のカラーがどこまで出ているのかと考えると、未だ私自身の中では「ちょっと厳しいかなぁ・・・」と。
別段、派手なドラムソロを入れろと言っているのではありません。
この人の巧さとは別に、もう少し華があってもいいのかなぁと、思います。
せっかくのソロ作品なんですしね。
事実、時代的にはちょっと後になりますが、ファロア・サンダースと一緒に演っている作品での存在感、巧さは大好きなのですがねぇ。
収録曲:
1.Power of Soul
2.Piece of Mind
3.The Saddest Thing
4.Loran's Dance
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