リリース:1968年
評価:★★★★
コメント:ジャニス・ジョプリンのメジャーデビューを手助けした(?)グループとして位の認識しか持たれていないように思われるBig Brother & the Holding Company。
ですが、結果的にそのJ.ジョプリン自身が本作の後にグループを去った事実からして、彼女がグループの演奏に何らかの限界を感じていたのかも知れません。
個人的にはフルティルト・ブギー・バンドやコッズミック・ブルース・バンドなど、その後のJ.ジョプリンが活動を共にするグループとの決定的な差のようなものは、正直よく判らないのですが・・・
少なくとも、このサイケでドープな感じを孕んだ時代の音を楽しむ上では何ら不都合があるものだとは思っていません。
未だこれを越える歌というものになかなかお目にかかれない[3]、人生の過酷さを歌った[7]、ギラギラした演奏(然もすると、粗いと言われるのかも知れませんが)とJ.ジョプリンのハスキーがかったシャウト。
これだけでも十分なのではないかと思います。
収録曲:
1.Combination of the Two
2.I Need a Man to Love
3.Summertime
4.Piece of My Heart
5.Turtle Blues
6.Oh, Sweet Mary
7.Ball and Chain
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