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2013年8月12日

Round and Round / 笠井紀美子

リリース:1978年
コメント:<We Can Fall in Love>と<Butterfly>との間にリリースされている本作(実際には、もう1作<Tokyo Special>が入るようですが)。

Butterfly>でのハービー・ハンコックとのジョインを前に、本作B-1で取り上げられている[Chameleon]で、H.ハンコックがシンセサイザーでクレジットされています。

A-4のようなスタンダードもあるかと思えば、前述のB-1といったジャズ・ファンクナンバーを入れるなど、聴きようによっては随分と楽曲の志向にバラつきがあるようにも感じられます(尤も、<We Can・・・>でも同じに感触はありましたが)。

またB-3のタイトルでピン!と来た方いますか?ヒント、コンポーズにはジョー・サンプルの名前があります・・・そう、クルセイダーズのナンバーですね。

B-1にせよB-3にせよ、それぞれオリジナルでは「歌詞」がない、いわゆるインストものですが、ここではどちらについても歌詞を当てています(当たり前ですけど)。

B-1のオリジナルは、言わずもがなですが、H.ハンコックが'70s初頭にブラックジャズ系統からジャズ・ファンクを興した際の重要作である<Head Hunters>の収録が有名どころですね。

なので、正直、これを歌詞付きで歌われると違和感がありますね。もっとダンサブルな楽曲もしくはダンサブルにアレンジされたなら、それはそれで面白い趣向だったのではないかと思います。

同じようにファンキーな楽曲があるといっても、<Butterfly>とはまた違った感触の作品です。

先述のH.ハンコックの他にも、ベニー・モウピン(sax)、ビル・サマーズ(perc.)、ポール・ジャクソン(b)と、ハンターズ仲間が集っています。
収録曲
A-1. And It All Goes Round And Round
A-2. Don't Forget You Are
A-3. Nothin' But You
A-4. Stardust
B-1. Chameleon
B-2. The Rest Of My Life
B-3. Chain Reaction
B-4. Everything Must Change

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