コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2014年3月21日

Running on Empty(邦題:孤独なランナー)/ Jackson Browne

リリース:1977年
コメント:'77年8月から2ヶ月間に及ぶ全米ツアー中に各地で収録されたライブ音源から構成される、ジャクソン・ブラウン初のライブ作品。

Late for The Sky>や<The Pretender>といった'70sロック名盤にも楽々とノミネートされそうな良作を出しているにも関わらず、このライブではそうした作品からの楽曲をクレジットしていないという男気あふれる作り方にシビレます(^^;

なるほど、ライナーに目を通してみると、ありきたりな既存曲のライブ演奏収録という作品ではなく、ツアーそのものをアルバムとしてまとめてみようというコンセプトが核になっているらしいです。

各楽曲についてみても、あるものはツアーにおける(家族や恋人と距離が空く事の)寂しさや、タイトなツアーを続ける事の大変さ、それでも続けるしかないんだ!的な、まさに[1]のタイトルにリンクするようなモノが多く収録されています。

#アメリカンな「ど根性論」といいますか(^^;

[3]は愛しい彼女を想い…という表面的な意味と、自分の利き手(いわゆる「ハンド・ジョブ用」(^^;)につけるニックネームを意味する隠語なのだそうです。

そうした開けっぴろげといいますか、見た目は非常にストイックな感じを受けるJ.ブラウンが衒いなく作品に打ち込んでいる姿勢のようなものも感じられるいい作品ではないかと思います。

もう一つは、これまでのスタジオ盤に参加していたミュージシャンを全取っ替えしている点でしょうか(ただし、デヴィッド・リンドレイを除いて)。

で、新たにココでJ.ブラウンを支えているミュージシャン達にはダニー・コーチマー(g)、リーランド・スクラー(b)、ラス・カンケル(ds)、クレイグ・ダーギ(key)といった面子。

ここで「ニヤリっ」とした貴兄、流石ですね。そう、フュージョンのコンテキストでもよく語られるバンド「セクション」の面子ですよね。

そう言えば、セクションもなかなか再発されませんねぇ…以前、¥1800だか¥1500だかでCD化されたものの買い逃してしまい、いまや中古でイイ値が付いてしまっております。とほほ(;_;)
収録曲
1. Running On Empty
2. The Road
3. Rosie
4. You Love The Thunder
5. Cocaine
6. Shaky Town
7. Love Needs A Heart
8. Nothin' But Time
9. The Load-Out
10. Stay

0 件のコメント:

コメントを投稿