コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2014年11月2日

Innuendo / Danny Kortchmar

リリース:1980年
コメント:図ったわけではないのですが、先日、Sectionの1stアルバムをレビューしたところへ持ってきて、本作のレビューとは(笑)

某所の安棚にポロんと置いてあったので、まぁ、興味本位での入手ではありますが、以前にソロ1stは視聴済みなので(その続きが)ちょっと気にはなっていました。

主人公の紹介が遅れましたが(って、冒頭にアーティスト名書いていますがね(苦笑)、はい、クーチこと、ダニー・コーチマーの2ndが入手できましたので、ちょっと割り込みでレビューしておこうかな、と。

リリース 年をご覧いただければお判りのように’80sになってからの作品ですが、前作(すなわちソロ1st)との間には7年からの間が空いています。

そんな事情もあり、直接この2ndと1stを比較しても単に「大きく作風が変わりました」の一言で終わってしまうでしょう(笑)

先のセクションの作品レビューで簡単にクーチの経歴にも触れましたが、セクションでの活動と並行する形でAttitudeというバンドにも参画しており、こちらはフュージョンというよりもAOR好きから「伝説の」的な扱いがされているグループだったりします(笑)

ジム・ケルトナー、デヴィッド・フォスター、ポール・スタルワースとクーチからなるこのバンドはジョージ・ハリスンのダークホースレーベルから2作品をリリースしていますが、CD化にはなっていないのではないでしょうか(アナログ起こしみたいな怪しげなヤツはオークションに出されていたのを知っていますが)。

で、要はそうした非インストな流れで+歌モノ入りという作品にもそれなりに関心があったという事、また、時代的には第二次ブリティッシュインヴェージョンとかで米音楽市場にも(大御所ではなく、いわゆるニューウェーブからの流れなどを引く)英国ミュージシャンがそれなりに自己主張と存在感を見せつけてきた頃ですからねぇ。

本作の中では1stで味わうことができた、どこかゆったりとした古き良きアメリカンロックの匂いみたいなものはかなり薄めになっています。

如何にもニューウェーブっぽいイントロに加えて、本体はレゲエビートといった組み合わせの[4]などは、ひょっとしたら時のポリス辺りを意識していたのかも知れませんし、[11]の曲への入り方とかは、(ちょっと音の厚さには欠けますが)メインストリームに出てきたピンクフロイド辺りのアプローチの仕方に聴こえなくもない?かなぁと(笑)

まぁ、単にギターだけを弾くという所からもう少し先に、もう少し自身のアーティストとしての幅を見出そうとしたのかも知れません。

その証左になるのか否か判りませんが、事実として、サントラ<Vision Quest>(’80sファンにとっては、マドンナの[Crazy for You]が聴ける作品としての有名)やドン・ヘンリー<Building the Perfect Beast>、<The End of The Innocence>、ホール&オーツ<Change of Season>等など、ビッグネームの作品をプロデュー スする方向へと進出していっていますしね。
収録曲
1.You And What Army
2.Lost In The Shuffle
3.Killer's Kiss
4.Ghost Of Errol Flynn
5.Endless Sleep
6.Betty And Her Friend
7.Innuendo
8.Ego Tripper
9.I Starred In That Movie
10.Hair Of The Dog
11.When The Eagle Flies

0 件のコメント:

コメントを投稿