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2014年12月27日

Breakfast In The Field / Michael Hedges

リリース:1981年
コメント:初めてこの方、マイケル・ヘッジズの音を聴いたのは2ndアルバムにあたる<Aerial Boundaris>(’85年作)だったと記憶してします。

実際に耳にしたのは、多分、大学生の頃だったと思いますので、正確にはアルバムリリース時期と合っている訳ではありません。

丁度、大学では(クラシック)ギター部に籍を置いた事もあって、それまでギターへの興味はエレキ(嗚呼、言い方が古いなぁ(苦笑)一辺倒であったところに、アコースティックの面白さとかカッコ良さに目覚めた頃にコレと出会いました。

「ウィンダムヒル」という、当時の米国ニューエイジミュージックを代表するレーベルの社長であったウィリアム・アッカーマン(この方も小生の好きなギタリストの一人です)が、たまたま大学かどこかのライブでM.ヘッジズの演奏を視聴して一発ノックアウト、社長直々にスカウトしてデビューに至ったとの事です。

W.アッカーマンの作品は非常に情緒性を重んじた、詩的な美しさ、自然の様々な側面をモティーフにしたギターサウンドなのですが、M.ヘッジズのプレーは「うっそー!、これアコースティックギターかよぉ」といった演奏(^^

当時はビデオすら満足にありませんでしたが、雑誌などではやたらロックギタリストのそれと比較したりしており、写真に写っている演奏時の姿と実際の音を照らし合わせて「何(どのように)演ってるんやろ?」と一人考えておりました。

元々は鍵盤楽器を操っていたM.ヘッジズが「ピアノ的な音の組み立て方」をギターで実践した結果としての演奏スタイルなのだと思いますが、ギミックとしてタッピング(ライトハンド)奏法を多用するロック者とは違うなぁ、と感心しました。

(時期的に)あまり離れていない頃にスタンリー・ジョーダンというジャズギタリストも両手タッピングでまるまる一曲演奏してしまうという事で評判を呼んでいたかと思います。

が、やり方は大きく変わらないのでしょうがどうもエレクトリックのそれだと「アタックの弱いキーボード」みたいな音に終始してしまい、それこそ 「画」がなければどうにも落ち着きが悪いものになってしまっているように思えます(ま、個人的な偏見なのかもしれませんが)。

もとい。M.ヘッジズのそうした演奏を味わおうとすると、実際には「うっそー!感」を味わうには本作は少し「おとなしい」感じでして、先に2ndを視聴した小生からしてみると「ん?あれっ」という感じは残ります。

多分に「先ずは様子見」といった配慮があったのかも知れませんが、何れにしてもM.ヘッジズのプレーを味わおうとすれば、必然、「観る」事も重要なポイントになってしまうのかなと思います。
収録曲
A-1. Layover
A-2. The Happy Couple
A-3. Eleven Small Roache
A-4. The Funky Avocado
A-5. Baby Toes
A-6. Breakfast In The Field
B-1. Two Days Old
B-2. Peg Leg Speed King
B-3. The Unexpected Visitor
B-4. Silent Anticipations
B-5. Lenono

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