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2016年6月19日

ケニヤ・ヤ・アフリカ / 渡辺貞夫

リリース:1973年
コメント:もう10年以上も前だと思いますが、あるジャズ本に本作に触れたコメントがありました。

ずっと聴いてみたいなと思っていたのですが、なにぶんにも未CD化のまま現時点でもその見通しはありません。

一度、CD化・販売のアナウンスがあったものの、実際に販売される事はありませんでした。

実際には一度アナウンスがあったものの、あるあるネタですが、販売前になって「諸般の事情により」というヤツだったと聞き及んでいます。

となれば、入手する方法は中古アナログしか無い訳で、小生のようなアンチストリーミング(配信)音楽、アンチダンンロード販売ポジジョンに居る人間には可なり難しい状態でした。

しかも中古LP市や中古円盤屋も回ってみるものの、中々お目にかかれ無い。一体、流通量がどの位だったのかも疑わしくなる中、それでも「いつかなからず」を合言葉にw、ようやく対面することができたのが、つい数週間前、しかも、灯台下暗し...という感じの近場の中古円盤屋でこれにリーチした時には、久しぶりに中古レコ狩りのあの感覚を味わいしたw

もとい。元々、本作を聴いてみたいと思った最大の理由は、当時のナベサダさんがその音楽性をアフロセントリックな方向に強く梶を切っていた事にある訳です。

ここではアフリカの演劇集団との音楽コラボレーションといった体裁で収録されており、A面はほぼネイティブアフリカンな民族音楽そのままという感じ。

従って、そこにあまり多くのナベサダさんサウンドを聴く事は叶いませんが、代わってB面はそこかしこでそれらを味わうことができます。

正直、小生はもう少し洗練された音なのかなと想像していたのですが、むしろ、アフリカンな民族音楽・土着的な音の重ね合わせに次第に高揚して行く演劇集団側に即興で合わせて行くナベサダさんの音が、柔らかく、優しく、それでいて和むような...何ともほっこりとする音になっています。

冒頭に記載しました某ジャズ本ではスピリチュアル云々の側面で色々と記述があったと記憶しているのですが、勿論、その要素もありつつも、トリップする..という感じよりも、一緒になって踊り出したい、そんな感じの音でした。
収録曲
[[Side-1]]
1.ポエム
2.カンサベラ・キンゲ
3.ムワナ・ベリ
4.ファースト・ムーブメント
5.ヒナ・ルワンゴ・レロ
6.ドビオ
7.ロナ・マソレ
8.ケニア・ヤ・アフリカ
[[Side-2]]
1.ペムベ・ザ・ワタナベ
2.マカンジュ
3.ハランベー
4.ショショローザ
5.バリ・アフリカ

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