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2017年2月13日

Gass / Gass

リリース:1970年
コメント:昨年(2016年)末に、Hummingbirdのアルバムが久しぶり(ほぼ10年ぶり)に再発された事で、ようやく欲求不満のひとつ(2nd、3rdが入手できないまま10年を経過した事)が解消されました。

付属のライナーノートなどをちょろちょろ読む中、マックス・ミドルトンやボブ・テンチといった方々の前歴などにもリーチしたいなぁと思い始めたのが、本作入手の直接の原因です。

Gassは'65年に結成されたグループで、オフィシャルにリリースされているアルバムは本作1作のようです。ちなみに、オリジナルタイトルは<Juju>だったらしいのですが、再発となったのちは<Gass>とされています(ので、ここでも<Gass>としております)。
で、ここに居たのがB.テンチその人。

メンツはロバート.テンチ(ボブ・テンチ:vo/g)、 デライズル・ハーパー(b)、ゴッドフレイ・マクリーン(ds)、デレク・オースティン(org)、マイケル・ピゴット(vl)を中核として、コンがやサックスなどのサポートミュージシャンを入れて本作は作成された模様です。

当然?Hummingbirdの印象を抱いて突入しましたが、ここではより土着的な感じ、アフロ・ジャズとかの匂いもプ〜ンとするような、その昔少しはまっていたアフロセントリックなジャズファンク、スプリチュアルジャズの路線が意外に大きな要素を占めているかなと。

CDには簡単な紙っぺらしか付いていませんでしたが、そこに刷られていた当時(1970年)のメロディーメイカー誌の記事では、B.テンチがそうしたネイティブ(アフリカン)リズムの面白さ、洋式とそうした(アフリカンな)ものをミクスチャすることで得られる表現について大きく語っています。

まぁ、決して嫌いなタチの音ではありませんし、何しろボーカルがB.テンチであることに変わりはなく、もちろん熱くソウルフルなあの声を堪能する事ができます。

申し上げるまでもなく、B.テンチはこの後ジェフ・ベック・グループへと参加する事になり、バンドとしてはこれにて散会となります。

なお、本作の中の2曲でレジェンド、ピーター・グリーン(g)がゲスト参加しているとの事です(時期的にはフリートウッド・マックを離れた頃でしょうか)。
収録曲
1. Kulu Se Mama
2. Holy Woman
3. Yes I Can
4. Juju
5. Black Velvet
6. House For Sale
7. Cold Light Of Day
8. Cool Me Down

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