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2007年4月7日

Exit / Pat Martino


リリース:1976年
評価:★★★
コメント:孤高のギタリスト、現役最高のギタープレーヤー、等など書くと何故かロック的な響きがするのですが、ジャズ・ギタリストであるパット・マルティーノを形容するために使われる(使われ過ぎた?)言葉と聞いています。

私の場合は、同じくギタリストのスティーヴ・カーン氏がリスペクトするギタリストにP.マルティーノの名前が挙げられていた関係で聴き出した次第です。

本作では所謂スタンダード曲とオリジナル曲を配したアルバム内容になっています。

少し聴いた段階では、正直、<Live!>('73年作)の方がいいかなぁと思っていたのですが、何度も繰り返して聴くにつれて滲み出てくる「うまさ」に少しずつ惹かれて行きました。

テクニックについては前述の<Live!>でも十分に感じ取ることはできます。

が、本作における上手さとは、例えば正統派ピッチャーが速球をビシビシ決めるのに対して、技巧派ピッチャーがストライクゾーンを上下左右一杯に使って勝負するような上手さのような気がします。

オリジナル曲もスタンダード曲も本当によく「鳴っています」

ジル・ゴールドスタイン(p)、リチャード・デイヴィス(b)、J.ビリー・ハート(ds)といったメンバーが本当にいい具合に作用し合っている感じが全体に漲っているのがよく伝わります。
収録曲
1. Exit
2. Come Sunday
3. Three Base Hit
4. Days of Wine and Roses
5. Blue Bossa
6. I Remember Clifford

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