コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2009年6月21日

Masterpiece / Temptations


リリース:1973年
評価:★★★★
コメント:多分、テンプテーションズにしても旧態依然としていては居られなかった時代だったのかも知れません。

殊、本作の音を聴けば、私などがイメージする正統派ヴォーカル・グループとしてのテンプテーションズのイメージは一気に崩れ去ります。
「崩れ去る」という言葉のイメージは良くないのかも知れませんが、プロデューサーであるノーマン・ホイットフィールドが本作に仕掛けたサウンド・メイクは、所謂「聴かせる」グループであるテンプテーションズというイメージを少なからず希薄化させると共に、どこか醒めたグルーヴのようなものを提供しているように感じます。

タイトル曲の[2]では、殆ど全編にわたってインストルメンタルとなっていて、voが入るのはほんのちょっと。

また[6]辺りではシンセらしきエフェクトまで入って、ますます「ヴォーカル・グループのアルバムなのだろうか??」という思いが高まります。

とは言え、N.ホイットフィールドは本作以外にもテンプ作品はプロデュースしていますし、100%ではないにせよ、ベリー・ゴルディに対してもその存在価値を認めさせていたでしょうから、そう言う点からモータウンで活躍した点には大きな貢献があったのかと思います。

個人的には、他のN.ホイットフィールド・プロデュース(勿論、テンプもそれ以外のアーティストの)作品も聴いてみないといけないかなと思っています。
収録曲
1.Hey Girl (I Like Your Style)
2.Masterpiece
3.Ma
4.Law of the Land
5.Plastic Man
6.Hurry Tomorrow

0 件のコメント:

コメントを投稿