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2013年10月27日

The Blue Mask / Lou Reed


リリース:1982年
コメント:自身のブログでその日付を調べてみれば、一年ぶりの登場となるルー・リードです(激焦)。

恥の上塗り?までにカミングアウトすれば、本作、一体どれほど前に入手したのやら、その記憶も忘却の彼方…まったくもって、駄目リスナーの典型ではありますが、ともあれ思い出しただけでも自分を褒めてあげたい…という言葉も虚しさが募るだけか(^^;

Transformer>や<Berlin>の感触はもちろん悪いものではありませんでしたが、それを聴いた勢いで本作に!みたない流れで本作が手元にあった訳では実はありませんでして…本作については前述の2作より以前に、まったく別の方向からのリーチで入手済みでした。

ベースプレーヤーとしてクレジットされているフェルナンド・サンダースへの興味、という部分がそれです。

全く存じ上げなかった名前でしたが、彼がクレジットされている作品には古くはあのラリー・ヤングの<Larry Young's Fuel>('75年)やジェフ・ベックとヤン・ハマーのライブ作<Jeff Beck with the Jan Hammer Group Live>('77年)、'80sに入ってからはフュージョン系のSpecial EFXの作品にも参加していたりとなかなか幅広い楽曲をこなす方のようです。

で、実際に本作で楽しむことができるF.サンダースのプレーですが、特に耳を惹かれるのは[1]、[2]に代表されるようなスローで静か目の楽曲でのフレットレスベースによるそれですね。

と、ここまで書いて思い出した気がします。多分、ベース雑誌か何かでフレットレスベース通のお奨めワンフレーズ…みたいな特集?でこの作品の事に触れていたのではなかったでしょうか…

作品への対峙姿勢としてあまり褒められたものではありませんが(^^;入り口はそのような感じございます。

勿論、本編もしっかりと視聴(したつもり(笑)。幸い手元にあるのは国内盤なのでライナーも歌詞も苦労なく参照できたのは幸運でした。

L.リード作品は今のところ本作と前述の2作品しか耳に入れていませんので、今今の状況でまとめるような事をしても意味はありませんが、その2作品ともこれまた感触という意味では全く異なっており、更々まとめるなどという事はできはしませんがね(^^;

楽曲の雰囲気としては明るくもなく暗くもなく、('80sという時代背景を考慮しても)まったくメインストリームのメディアに切り込もうという意思はないような(笑)

ちょっと気になったので、某Webサイトで前作(<Growing Up in Public>('80年)という作品)をチョロっと聴いてみたのですが、明るい/軽いと言いますか、悪く言えばシリアスな感じとか味のある翳りみたいなものが希薄な感じを受けました(勿論、サンプル試聴なので、全体的に本当にそうなのか保証の限りではないのですが)。

そうした作品の後に本作が創作された事、録音も[1]での多少のオーバーダビングを除けば、ほぼスタジオライブでの一発録りのような体裁だったといった点も含め、L.リードの「ここに賭ける思い」みたいなのが発現している作品なのかなと思います。
収録曲
1. My House
2. Women
3. Underneath The Bottle
4. The Gun
5. The Blue Mask
6. Average Guy
7. The Heroine
8. Waves Of Fear
9. The Day John Kennedy Died
10. Heavenly Arms

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