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2013年12月7日

Absolutely Live / TOTO


リリース:1993年
コメント:これまでの洋楽視聴歴からは漏れた(敢えて避けていた)アーティストはまだまだ多いハズと思っており、別段、慌てている訳ではありませんが、某師匠曰く「はまると面倒くさい」アーティストも少しずつ開拓の手を入れております(笑)

そうした行動の反動?なのか、まぁ、聴き慣れた音で耳をいたわる事も必要かと思い、こうした作品を手にしてみました(^^;

本作以降では別のライブ作品もリリースしているようですが、オンタイムでは(いわゆる正規盤として)ライブ作品はここまでなかった、つまり初のライブ音源作品という事になります。

まぁ、こうした「視点」で本作に対峙してはいけないのでしょうし、そもそも「無い物ねだり」にしかならない事を承知で言えば、あのボビー・キンボール(vo)もここには居ません。

#その後'99年の<Mindfields>でグループに舞い戻ったようです。

サポートvoを入れてのサポートや女性コーラス導入による、何だかR&Bっぽささえ漂う楽曲に更なる違和感を覚えてしまうのも事実。

グラミー賞をほぼ総ナメにした大ヒット作<TOTO IV>('82年)をグループとしてのピークと捉える向きは、ある意味、至極最もな意見だと思いますし、小生もそこに大きく異論を挟むものはありません。

正直、<TOTO IV>以降の作品はオンタイムでは聴いていませんでした(シングルカットされたものは別です)。

結局、オリジナル面子のデヴィッド・ハインゲイト(b)が<TOTO IV>のヒットによるその後の多忙なツアーを嫌いバンドを脱退した辺りから、とどめを刺すが如くのジェフ・ポーカロ(ds)の死去。

そうした流れに対して許容量が狭い小生などは「もうTOTOは...ええかな」といった具合で離れてしまいました。

本作に対峙してみて判ったのは、「思い出がなぞれるかも」という期待は早々に打ち消すべし、という点ですかね。

勿論、ルーク(スティーブ・ルカサー)のギターは安定して鳴っていますし、プロフェッショナルな内容ではあります。

考え過ぎと言えばそれまでですが、ピーク以降のTOTOの動向について、リスナーとしてはある種の選択を突きつけられていたのかも知れません。

1つは<TOTO IV>で完成の域に達したとも思える「洗練された楽曲+アレンジ」を武器とするTOTOの継続を強く望む派、もう1つは(実はルーク自身がそのように思っていたとの事ですが)「アグレッシグなロックバンド」としてのTOTOへの変化も受け入れる派、のどちらに立ち位置を取るのか...という選択です。

多分、オンタイムー'80s後半ーで小生が受けた「なんか変わってしもたなぁ、TOTO」という雰囲気はまさに後者、ルークの思いがより多くTOTOというグループに滲み出てきた事にあるのかなぁと。
収録曲
[DISC 1]
1. Hydra
2. Rosanna
3. Kingdom Of Desire
4. George Porgy
5. 99
6. I Won't Hold You Back
7. Don't Stop Me Now
8. Africa
[DISC 2]
1. Don't Chain My Heart
2. I'll Be Over You
3. Home Of The Brave
4. Hold The Line
5. With A Little Help From My Friends

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