コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2015年12月29日

悲しき夏バテ / 布谷文夫

リリース:1973年
コメント:多分、レコード会社が仕掛けたキャンペーンの対象になったのだろうと思いますが、(中古)CD帯に「日本ROCKの逆襲」とあり、まぁ、只今日本ROCKに興味津々の小生としては素通りする訳には行きませんね(笑)


先の帯には「あの『ナイアガラ音頭』の布谷文夫最強のソロアルバム…」ともあり、ああ、大滝氏との絡みもある訳か...と思いつつの入手でもあります。

#因みに現時点で「ナイアガラ音頭」は未聴(苦笑)

その風体(ジャケ)からはどのようなROCKを展開しているのやら想像が難しかったのですが、なる程、和製フォークブルーズな感じなのですね。

何よりもこの特異な声とちょっと日本人離れした歌い方に、一発でこの方の「色」が固定(確定)されました。

商業的に成功を求めない?とご本人が思っていたかどうかは知りませんが、むしろ、知る人ぞ知る/アンダーグラウンドなところが、この方を孤高の位置に高めている一つの要因なのかもしれません。

本作の多くをご自身でコンポーズされているようですが、特に、歌詞をみるとその短さに脱帽(笑)でも、これを繰り返すことでの「えも言われぬ」心地よさが込み上げてくるあたりがブルーズの面白さだったりもします。

某大手通販サイトでこの方名義の作品を検索してみましたら、ソロ作品という事だと本作のみのようでした。

別途、大滝氏作品に顔を出しているモノや、DEWというバンド?活動期の音源があるようでした。

懐具合と相談しつつ、また時期を見て入手しようかなと、購入リストにだけはクレジット済みです(笑)
収録曲
1. 五番街
2. 冷たい女
3. 深南部牛追歌
4. 夏バテ
5. 颱風13号
6.ニューオリンズの町へ
7. ホーボー・ブルース
8. 街のブルース
9. 朝めがさめて
10. 水たまり

2 件のコメント:

  1. こんにちは。

    「日本ロックの逆襲」シリーズはまさにアナログ時代
    長年廃盤で入手しずらかった作品が
    ガンガンCD化された時のポリドールの企画物で
    私はリリースされたアルバムを貪るように
    買い漁ったため大変思い出深いシリーズです。
    (東芝の音蔵シリーズとか)

    布谷さんと大瀧さんの接点は音源は残っていませんが
    ビッキーズ活動以前にタブーというバンドで
    一緒に演っていたようで、
    布谷さんがブルース・クリエイション在籍時
    大瀧さんがマネージャーの仕事をしていたようです。
    この時「2人のブルース」という共作が
    アルバム収録される予定でしたが
    ブルース・クリエイションが英語歌詞にこだわったため
    没となりその後DEWの持ち歌となりました。

    この辺の癖の強いブルース物を抵抗なく聴けるように
    なったのは目賀葵さんも知らず知らずブルース物への
    抵抗感が薄れてきたのでは?(笑)

    返信削除
  2. コメント、ありがとうございます。

    不思議なもので、ダラダラつまらない
    と思えて仕方がなかったブルーズが
    あれれ?な感じで耳に入ってきたのが
    この作品の特徴でした。

    邦楽に限れば、この手のブルーズ作品は
    聴いた事がなかったと記憶しています。
    #上田正樹、サウス...は、ノリやグルーヴ
    #に重きを置いていますしね。

    ともあれ、日本語歌詞が何故かフィット
    しているのが妙味かと。

    ブルースクリエイションというワード
    も聞いた覚えがあります(多分、師匠
    ページでの閲覧かと)が、そちらも
    意識しておくようにします。

    返信削除