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2016年7月24日

怪人二十面相 / 人間椅子

リリース:2000年
コメント:ここ最近、某出版社が「明智小五郎事件簿」と銘打って毎月文庫本を1冊出しておりまして、気がつけば既に手元には3冊あったりします(笑)。


元々、シャーロックホームズ譚について、いわゆる「シャーロキアン」と呼ばれるような熱心なファン達が「実世界の時間の流れと物語の中の時間の流れ」を突き合わせる事で、より物語の中の詳細部を面白く読み解く...みたいな事をやっいたとの事。

要は同じ事を明智小五郎譚でトレースしてみるという試みらしく、その時間軸に従って並べられた作品を単行本に入れて順次出版する、というのが今回の企画らしいです。

ま、探偵小説(推理小説)は嫌いではなく、一時期はそのジャンルしか読まなかった事もありますが、不思議と江戸川乱歩もの(要は明智小五郎もの)は殆ど読んだ記憶がないのですね...何となく、ストーンズとかビートルズとかを聴かずにここまで来た経緯に似ているような気も(苦笑)

もとい。そんな事に関係があるのか無いのか、人間椅子の本作が入手できましたので、忘れぬうちにレビューしておこうかな、と。

アルバム名および楽曲名から推察がつきますが、江戸川乱歩作品(の世界観)をモチーフに人間椅子サウンドを展開しておりますが、はい、合わないはずがない(笑)

そのコンセプト/世界観故でしょうか、いわゆる「お遊び」的な内容の楽曲(言わずもがな、楽曲クオリティがふざけている訳ではないです)はなく、彼らの持ち味とでも言いましょうか、ドゥームでドシッとした感じの曲がアルバムタイトルから感じる少々の軽さに対してしっかりと「重し」になっているのかなと。

[7]の禍々しさ、[9] の土着な暗さなど、やはり上手く料理しているなぁと。
収録曲
1. 怪人二十面相
2. みなしごのシャッフル
3. 蛭田博士の発明
4. 刑務所はいっぱい
5. あしながぐも
6. 亜麻色のスカーフ
7. 芋虫
8.名探偵登場
9. 屋根裏のねぶた祭り
10.楽しい夏休み
11.地獄風景
12.大団円

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