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2009年7月1日

Raised on Radio(邦題:Raised on Radio〜時を駆けて)/ Journey


リリース:1986年
評価:★★★★
コメント:<Escape>('81年作)、<Frontiers>('83年作)の一連の大ヒットで頂点を極めたジャーニー。

名実共に'80sアメリカン・ハード・ロックの代表格であったと言って良いかと思います。

その<Frontiers>から3年後にリリースされた本作では、事実上、スーティヴ・ペリー(vo)、ニール・ショーン(g)、ジョナサン・ケイン(key)の3名体制となり、dsとbはスタジオミュージシャンを起用して製作されました。

個人的にはdsのスティーヴ・スミスが脱退したのは残念だったのですが、それでもこの3者でこれ程の作品を生み出せる力を持っていた事に素直に拍手を送るべきかと思います。

ちなみに、S.スミスは[2]でのdsにクレジットされています。

本作を通じて感じられるのが、前作、前々作辺りの作風とは一線を画し、謂わば「次なるジャーニー」を予感させる音になっている点です。

[2]のようなハネる感じの曲(加えて、サックスまで導入)、ハード・ロック+ファンクのような[5]辺りも、これまでに無かった曲調だと思うのです。

勿論、一家言を持つバラード系の出来は流石に素晴らしいものがあります。

変わらず「張り」のあるS.ペリーのvo、よりヴァラエティに富むN.ショーンのg、そして曲作りの要だと思うJ.ケイン。

バンドとしては本作を区切りとして一旦は解散の道を歩みますが、次を予感させるに十分な作品だった事を含み、充実した一作だったと思います。

ご承知のように、後年、再結成されますが(^^;
収録曲
1.Girl Can't Help It
2.Positive Touch
3.Suzanne
4.Be Good to Yourself
5.Once You Love Somebody
6.Happy to Give
7.Raised on Radio
8.I'll Be Alright Without You
9.It Could Have Been You
10.The Eyes of a Woman
11.Why Can't This Night Go on Forever

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