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2008年3月3日

Escape / Journey


リリース:1981年
評価:★★★★
コメント:セールス的な面では次作の<Frontiers>に一歩譲る所があるものの、後期ジャーニーのパワーが最大限に集約された作品である事に違いはありません。

アルバム自体はグループ初の全米#1も獲得しましたっけ。

ジャーニーがハードな楽曲よりもバラード主体でチャートに上る事が、然もすると「商業主義音楽」のレッテルを貼られる根源になったのかも知れませんが、本作からは[1]、[3]、[5]、[10]といった何れ劣らぬ美メロ作品が並びます。

とは言え、甘口一辺倒ではなく、相変わらずと言いますか(^^;ニール・ショーンの一点集中激速ギターソロも、スティーヴ・スミスの一見派手に見えて、その実しっかり楽曲の枠をつけるドラムも、やはり技術に長けたバンドだけの事はあります。

本作からは元ベイビーズのジョナサン・ケイン(key)がメンバーとして参加するようになりますが、J.ケイン自身もライティング・センスに長けていた事が、結果として、非常に高品質のアルバムを作り出せた原動力の一部であることは疑いはないでしょう。

やっぱり個人的に一番洋楽を聴いていた'80sにあって、(小生の心の中で)本作、次作を引っさげてメジャー・シーンでブイブイ言わせていたジャーニーの占める割合は大きいものがあります(^^;
収録曲
1.Don't Stop Believin'
2.Stone in Love
3.Who's Crying Now
4.Keep on Runnin'
5.Still They Ride
6.Escape
7.Lay It Down
8.Dead or Alive
9.Mother, Father
10.Open Arms

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