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2013年9月16日

If (1st) / If


リリース:1970年
コメント:フュージョン渉猟期にはジャズロックといったカテゴリの音も好んで聴いていた訳ですが、このIfというグループも名前だけ知ってはいたものの音源が高価であった事もあり、今まで聴かず、否、聴けずにおりました(苦笑)

気がつけばとうに、そして比較的安価でCD化されているようでしたので、えいやっ!で入手しました。

蛇足ですが、最近聴いたピーター・ゲイブリエルの<Peter Gabriel [3]>でリード担当にディック・モリッシーの名前を見つけたことで、「そうそう、この人Ifにいた人だっけかなぁ」と記憶をくすぐられた事もあります。

もとい。一聴するとブラスロックとしての雰囲気もありますが、ブラスロックが「ロックによるジャズ的アプローチ」であれば、こちらは集合している面々がジャズ畑からの集合でもあり、先の言葉に対して「ジャズによるロック的な自由表現」という事になるでしょうか。

楽曲によっては非常にジャズテイストが勝っているものもありますが、総じて言えば同時期のChicago辺りよりも余程ポップな観もある(^^;楽曲もあったりして、個人的には非常に面白く、また、聴いていて少しも疲れない作品でした。

時代的な、少し丸くこもる様な音ですが、このギター、このブラス、このリード…なんと言いますか、いいんですよねぇ(笑)

音を聴くまではもっと「かっちり」としたジャズバンド+アルファみたいな、もっともっとジャズ寄りかと思っていたのですが、これは良い意味で予想が外れたという感じです。

なお、以前Nucleusというジャズロック系バンドの作品<Solar Plexus>を聴いた事があるのですが、その作品にリーチする過程で、このNucleusを率いたIan Carrという人がIfにも在籍していて…みたいな記事を目にしたことがあったのですが、少なくとも本作にはその名前は見えないようです。
#もう少し後の作品からか知らん?
収録曲
1. I'm Reaching Out On All Sides
2. What Did I Say About The Box, Jack ?
3. What Can A Friend Say?
4. Woman, Can You See (What This Thing Is All About)?
5. Raise The Level Of Your Conscious Mind
6. Dockland
7. The Promised Land
8. Raise The Level Of Your Conscious Mind [7" Version]
9. I'm Reaching Out On All Sides [7" Version]

3 件のコメント:

  1. こんにちは。

    私もこのバンドに興味があって購入リストに
    入れてあるものの中々手が伸びない
    バンドです。
    その最たる理由は「if」というあまりに
    一般的な英単語のため検索がめんどくさくて
    作品評まで辿りつけないというトホホな
    理由です。
    これを機にちょっと聴いてみたいと思います。

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    1. コメントありがとうございます。

      確かに一般的過ぎるバンド名故に
      色々と面倒ですね。

      ジャズロック的な音も、ブラス
      ロック的な音も好きな故に
      聴く上での障壁が低かったのも
      イイ方向に働きました。

      実は小生にしては珍しく、合わせて
      2nd、3rdも入手していたりします。
      (あーあ、言っちゃった(焦)
      そこそこのスピード感をもって
      楽しむ事にします。

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  2. (追記)
    ifで1,2,3と来れば次は自ずとCAPE WRATHに
    辿りつくのかなと。

    あら不思議!

    これでディック・モリシーと
    マックス・ミドルトンが同円で繋がります。

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