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2014年6月10日

Public Access / Steve Khan


リリース:1990年
コメント:'84年の<Casa Loco>を最後にアイウィットネスはその役目を終え幕を閉じたと思ったのですが、カーンさん、'90年になってほぼ当時と同じメンバでユニットを再構築。

ドラムにはスティーブ・ジョーダンではなく、デイヴ・ウェックルが鎮座しています。

カーンさんのHPにあるディスコグラフィでは、アイウィットネスとして遣り残した事があったらしく、加えて、何曲かの未発表?作品もあった事から本作の製作を思い立ったようです。

当初はS.ジョーダンに声を掛けてオリジナルのアイウィットネス復活としたかったらしいのですが、時の流れと共に音楽的な方向性なども異なっていた為、無理強いはしなかったようです。

作品/楽曲としてのクオリティは勿論高いと言えますし、少なくとも、これまでの活動のお陰か商業的にも(CD形態での販売が主流になった時代以降では)最も売れた作品の1つであったはずです。

小生のような素人は単純にアイウィットネス名義での復活となれば、当然、<Casa Loco>で垣間見えた次形態のアイウィットネスへの布石/感触が続くもの...と期待してもおかしくはないでしょう。

しかし、本作でそうしたモノが強く(若しくは明確に)伝わるかと言えば、個人的にはどうかなぁ...必ずしもそうではないのかなぁといった感じを受けます。

ただ、先述の「未発表曲云々」の件に関して言えば、コンポーズのクレジットからだけの推測ですが、カーンさん単独名義になっている[2]、[4]、[5]、[6]がその未発表作なのかなぁと想像します。

でその部分を抽出して耳を傾けると、確かに当時の匂いがしなくもありません(まぁ、こうした聴き方はよろしくないとは思いますが)。

本質的な所として、結局は本作一作のみが新生アイウィットネス作品となってしまい、以降はアイウィットネスとしてのユニットはありませんので、これからの変わり様がどれ程あったのかはもう解らず終いです。

ある意味で、自身の'80s−アイウィットネス期−に対する総括が必要だったのかなぁとも思えます。そういう意味においては、やはりアイウィットネスは劣化しないようにココまでで蓋をしておくのが正解だったのかも知れません。

アイウィットネスよ、永遠なれ!(笑)
収録曲
1.Sise
2.Blue Zone
3.Kamarica
4.Silent Screen
5.Mambosa
6.Butane Elvin
7.Botero People
8.Dedicated to You
9.Mama Chola

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