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2015年10月25日

Defenders Of The Faith(邦題:背徳の掟)/ Judas Priest

リリース:1984年
コメント:本作がまさに小生にとってのジューダス・プリースト原体験といってもよいかと。

中学生後半辺りからチョロチョロと聴き始めた洋楽に関しては、いわゆる流行りモノ的な流れを《ベストヒットU.S.A》で賄いつつ、より嗜好性が寄っていったHR/HM系については仲間内でのアルバム貸借りやレンタルレコード店の利用、併せてYoung Guitarの購読とBURN!の立ち読みで情報を仕入れる日々でしたねぇ...嗚呼(遠くを見る目(笑)

HMな人たちがプロモーションビデオを製作するスタイルもどうかと思いつつ、それでも、そうしたソースを目にしたからこそ脳裏に焼き付いたというのも真ではあります。

シングルカットされた[1]や[5]を飽きもせずリプレイしていたあの頃を思い出しつつ、その実、アルバム丸々聴き通すのはこれが初めてだったりします。

若かれし頃は、HR/HM系バンドの判断基準の一位を「ギターの巧さ」にのみ置いてしまっており、その基準からするとジューダス...は楽曲のキャッチーさはあるものの、興味対象からは少し外れていました。

勿論、下手っぴいという事ではないのですが、'80sギータキッズにとってはエディ(ヴァン・ヘイレン)とかスティーヴ・ヴァイ、イングヴェイ・マルムスティーン辺りのガチガチのテクニシャンに全てを持って行かれていましたのでねぇ(苦笑)

またその方向性からは「ツインギターの面白さ」を今ひとつ捉えかねていたのかも知れません。

あ、ナイト・レンジャーとかはまた別ですよ。あちら(ジェフ・ワトソン&ブラッド・ギルス)は結構トリッキーなギタープレーヤーでしたから(笑)

ジューダス...のギターリストと言えばK.K・ダウニングとグレン・ティプトンのコンビ。今までG.ティプトンが全体を引っ張って行くリード、KKがサブにまわるセカンドみたいに思っていたのですが、ライナーにあるリードギター分担の解説を見ると、双方ともほぼイーブンに弾いており、小生の印象にある「おとなしめ」のKKのギターは、決してそんな事はない事が今になって判明(ごめんね、KK)。

またライナーには、本作でジューダス...は彼らが目指したHMの姿を明確にするために「ある意味での原点回帰」を行った...みたいな記載がありました。

前作<Screaming for Vengeance>で音楽ビジネスとして米でも成功を収めた事で、その感触をよりハードネス重視、余計なギターソロなどの不要性を認識した事が、彼らの「HMへの信念」となり、また、それが初期作品にちかいアプローチになったのだ、と。

まぁ、今でこそギターソロ(ギターテク)重視による音楽選択による視野狭窄を唾棄すべきものと認識できてはおりますが(笑)、どこかジューダスのHMを低く見ていた事への反省?として本作を耳にしております。
収録曲
1. Freewheel Burning
2. Jawbreaker
3. Rock Hard Ride Free
4. The Sentinel
5. Love Bites
6. Eat Me Alive
7. Some Heads Are Gonna Roll
8. Night Comes Down
9. Heavy Duty
10. Defenders Of The Faith

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