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2016年10月15日

愛がなくちゃね。/ 矢野顕子

リリース:1982年
コメント:CD帯には「イギリスのバンド”JAPAN”とのロンドン録音」の文字があります。

JAPANについては、オンタイムで耳にした時はもう解散手前位の状態だったかと思うのですが、ビジュアル面とかは別として、それ程興味を惹くバンドではありませんでしたねぇ(何だか小難しい感じで、明るくないし、ポップでないし...(笑)。

ともあれ、ライナーにはJAPANメンバーは勿論クレジットされているのですが、併せて高橋幸宏(ds)、細野晴臣(b)、大村憲司(g)、坂本龍一(p/key)とあります。

前作<ただいま>でも作詞でクレジットされていたピーター・バラカン、糸井重里の両氏の名前がここでも見られます。

この辺りの作品を中心にした場合、エレポップさ、テクノポップさ、ナチュラルなピアノソングさの割合といいますか、配分といいますか、それが聴いていてとても気持ちの良いものになっているかなと。

既にもう少し後期の作品も視聴しているからなのでしょうが、アコースティック(ピアノ)一発も決して悪いという事ではないのですが、ポップス作品とした場合にはやはりこうした作品が小生的には好みです。

(オリジナルを歌ったフォーク・クルセイダーズの)[2]にまつわる逸話はそこかしこのページで見られるかと思いますので特段に引用しませんが、ここでの矢野アレンジも不思議に惹かれますね...何ででしょ?

もう一つ本作で個人的に気になったのが[5]でして、その詩が妙に気にかかり、グーグル先生に訊いてみたところ、幼くして自殺した少年(岡真史、享年12歳)の詩であり、矢野氏はその後も2編の詩を取り上げているとの事。

みちでバッタリ
出会ったヨ
なにげなく
出会ったヨ
そして両方とも
知らん顔で
とおりすぎたヨ
でも 僕にとって
これは世の中が
ひっくりかえる
ことだヨ
あれから
なんべんも
この道をあるいたヨ
でももう一ども
あわなかったヨ

音だけ聞き流している限りは、本作の中でも特段に異なるモノではないのでしょうが、これまでにも作品で児童詩をよく取り入れる矢野氏の「感性」が素晴らしく鋭敏であることを示す一つではないかと。
#岡真史の詩集もあるらしいので、ちょっと興味を惹かれておりますw

何だか、本作視聴してJAPANネタの一つも書かないレビューって、どうなのよw でもやはり、小生にとってのJAPANは未だそれくらい、ってことでしょうか。何れまたJAPANも聴くときがくるでしょ(苦笑)
収録曲
1. 愛がなくちゃね
2. 悲しくてやりきれない
3. What's get in your eyes?
4. おいしい生活
5. みちでバッタリ
6. 女たちよ男たちよ
7. あいするひとよ
8. Sleep on my baby
9. Another wedding song
10. どんなときも どんなときも どんなときも
11. Good night

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