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2016年10月23日

ヒカシュー / ヒカシュー

リリース:1980年
コメント:たまたま動画サイトで視聴した[5]が気になり、かなり唐突なハンドルの切り方ですが...(笑)

妙に演劇がかったボーカルが気になった、巻上公一氏(vo、b)は、なるほど元々が演劇プロデュースに携わっていた方(その前には東京キッドブラザーズにも参加していた)なのですね。

本作のジャケにも見られるように、赤のジャケットと白のパンツは、(もちろん、昭和39年の)東京五輪開会式での日本選手団のユニフォームを意識してのもの。

これを着て[5]を演じていた動画を見て、何となく記憶に留めていた所、某中古CD屋の棚に安値で並んでいたのをレスキューという、いつもの顛末(笑)

で、[5]を先行視聴した際には「これがテクノ系なのかなぁ」と正直な感想(尤も、テクノポップを定義せよ、と言われてもおし黙ってしまいますが)。

小生の感覚では、例えばYMO<Solid State Survivor>なんかが典型なので、本作の全体感を言い表すとすれば、Punk 'n' Popてな感じでしょうかね。

例えば、演奏自体が小洒落ているとか巧いとかという感じは少なくとも感じられないのですが、視聴者の脳内で勝手に映像化されてるように仕向けられた不穏な(笑)歌詞+演出が妙なのかなと。

音さえ出ていれば、後は何をやってもいいか、みたいな思い切りと言いますか、開き直りみたいなところですね。

因みに手持ちのCDには[8]の歌詞はオミットされております。詳細は判りませんが、少なからずCDを聴く限り、♪炎天下で犯されて...みたいなちょっと直線的な表現があるのが規制に触れたのかも知れません。

更に言えば、[12]においても♪楽しいな 人間も死ぬなんて といった部分もあったりします。

尤も、音的に規制(ピー音)が入っていない以上、大層な表現ではないのかも知れませんが、テクノポップってそんな感じのジャンルだっけ?と思っている小生にしてみれば、ある意味、十分過激です(笑)

プロデュースには近田春夫氏がクレジットされているのですが、彼らから渡されたデモテープを聴いた氏がプロデュースを名乗り出たとの事で、何かした「感じる」ところがあったのでしょうね。
収録曲
1. レトリックス&ロジックス
2. モデル
3. ルージング・マイ・フューチャー
4. テイスト・オブ・ルナ
5. 20世紀の終わりに
6. プヨプヨ
7. ラヴ・トリートメント
8. 炎天下
9. 何故かバーニング
10. ヴィニール人形
11. 雨のミュージアム
12. 幼虫の危機
[Bonus Track]
13. ドロドロ
14. 白いハイウェイ

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