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2006年9月2日

Bap-Tizum / Art Ensemble of Chicago


リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:好んでフリー・ジャズを聴く程のツワモノではありませんが、毛嫌いする理由も持っていません。

含蓄のあるコメントを述べる程、その手のアーチストを聞き込んでいる訳でもありませんが、この様にして何か言いたい/伝えたいと思わせる作品に会うと「やっぱり、カテゴリを狭めてはいけないなぁ・・・」と思ったりします。

もとい。Art Ensemble of Chicagoについては、本作ともう1作しか今の所手を出していませんが、特に本作はライブ録りという点もあり、大きくうねりながら変化して行く進行の妙が聴く手を引き込んでゆきます。

石もて追われた訳ではないでしょうが、欧州から凱旋したArt Ensemble of Chicagoに対して米国にてこれだけの評価が集まっていたことは、彼らの音楽が決して根本的に理解され難いもの、客寄せ的な出鱈目でないことをハッキリと知らしめたものではないでしょうか。

前述の通り、フリー・ジャズ一派について何ら深い知識がある訳ではありませんが、下手に前衛音楽のエッセンスだけを取り込もうとしている似非(えせ)アーティストも多くいる世界なのかも知れません。

しかし、ここにある心底から湧き出す突進力、感性を信じてのプレーは、この手の音楽に対する興味の有無に関係なく、音(音楽)に対する体の反応として受け止められるものだと思います。

もし音楽に「終わり」というお約束がなかったら、彼らは一体どこまで我々に語り続けることでしょうか。

それを考えると空恐ろしくもなります。
収録曲
1.Nfamoudou-Boudougou
2.Immm
3.Unanka
4.Oouffnoon
5.Ohnedaruth
6.Odwalla

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