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2006年9月1日

In a Jazz Tradition / Eric Gale


リリース:1987年
評価:★★★
コメント:Stuffの作品も聴きました。エリック・ゲイル氏(g)のソロ作品やセッション作品も聴きました。

そんな中で見落としていたのが本作。

前述の諸作品だけでE.ゲイル氏のプレーを固定化していた私には、何とも目からウロコが落ちる思いでした。

本作に収録されている楽曲はフュージョン系でもソウル系でもなく、ストレートなジャズ作品なのです。

無論、氏がCTIレーベルにいおいてジャズ・ミュージシャンのバックとして演奏していた事を知らない訳ではありませんが、これ程ストレートなバップ的プレーをしているのは聴いたことがありません。

本作の傍系タイトルには「Ron Carter Presents..」と付いています。

実際、ロン・カーター(b)とも色々なレコーディングで顔合わせはしていたらしいのですが、所謂、「ジャズ然とした」作品、バップ的な楽曲での顔合わせは一度もなかったのだそうです。

R.カーターは言わずと知れた名ジャズマン。

そのR.カーターが「是非に、E.ゲイルにバップを演じさせたい。一緒に演じたい」との願いが形となったのが本作なのだそうです。

前述のように、ソウル系フュージョン、R&B系での氏のプレーが強く脳裏に焼きついている私のような輩には、あの味のあるベンディング(チョーキング)がこれ程少ないプレーというのは何とも不思議な感じさえします。

ジャズのスタイルですから、不思議でも何でもないのですが(^^;

2、3年前にCD化された例の「レゲエ作品」を聴いたときもビックリしましたが、この懐の広さというのが、セッション・ミュージシャンとしてのキャリアを支えたのでしょうかね。
収録曲
1.Eric's Gale
2.If You Could See Me Now
3.Bloomdido
4.Lover Man
5.Jordu
6.Loose Change
7.Blues for Everybody

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