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2006年9月24日

'A Vontade / Barden Powell


リリース:1974年
評価:★★★★
コメント:すっかり涼しくなってきました。

個人的なイメージだと「やっぱりボッサは夏!」となるのですが、知人に言わせると、ボッサほど季節を問わずに耳に馴染む音もそうそうあるものじゃない、との事。うーん、確かに(^^;

バーデン・パウエル(g)は言わずと知れたブラジル/ボッサを代表する名ギタリストですが、その実、私などは「どんな曲を作ったのか?」という点については皆目知りませんでした。

ボッサと言えば[イパネマの娘]とか[ジェット機のサンバ]とか[おいしい水]とか・・・、要はアントニオ・カルロス・ジョビンが格別の存在であることがその一因なのかも知れません。

本作はB.パウエルの'63年録音作品ですが、確かにアントニオ.C.ジョビン作品も演(や)っています。
が、個人的に聴きたかったのが[3]。

このメロディだけはずっと昔から耳に残っていたものですが、はて、誰のなんと言う曲か最近まで知りませんでした。

その昔、多少ガット・ギターを嗜んだ関係で、ボッサ・ギターは非常に心地の良い音楽の1つとして私の中にあります。

そして今頃になって、その名手であるB.パウエルの作品をじっくりと聴くことができる幸せ・・・

話がおかしな方向に行きかけていますが(^^;、[3]だけを狙い撃ちするのであれば、他にも作品はいくつもあります。

敢えて本作にした点は、非常に初期の作品であり、また、余計な音楽的装飾がない、という点です。

作品全体をお聴きになれば、ある人はそのシンプルなつくりに物足りなさを感じられるかも知れません。

しかし、個人的にはこれくらいギターのメロディとリズムがしっかり聞こえる作品の方が嬉しいのです。

これから涼しくなってゆく時期ですが、何故かまたギターでも引っ張り出して爪弾きたくなります。
#早速、Webでスコアを検索しています(^^;
収録曲
1.Garóta de Ipanema
2.Berimbau
3.O Astronauta
4.Consolação
5.Sorongaio
6.Samba Do Avião
7.Saudade da Bahia
8.Candomble
9.Conversa de Poeta
10.Samba Triste

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