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2007年3月3日

Live at the Lighthouse / Grant Green


リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:モダンジャズはその音楽的な演奏技術の高さが(他のカテゴリ、ジャンルに比して)要求されると個人的には思っています。

その面だけに固守すれば、グラント・グリーンのテクニックを凌駕するギタリストはカテゴリ/ジャンルを問わず山ほど居るでしょう。

ただ、このノリにノッタ演奏とオーディエンスの一体感。

強要するでもなく、寡黙に徹する訳でもない、このどうしようもなく熱く、スモーキーな雰囲気。

「そうか、こういう事か!」と気付かされた訳です。

やはり、最初に聴いた作品だけでイメージ付けするのはよろしくないですね。反省しきりです。

本作ではスタイリスティックの曲として知られる[3](ゲーリー・バーツも演じてましたっけ)、[7]もR&B系の曲からのチョイス(ジョニー・ブリストル作)と、ある意味、ジャズっぽくない曲での張り切り具合もいい感じ。

とはいえ、ドナルド・バード作の[4]は、その柔軟性のある曲を見事にソウルジャズに仕立て上げてみせたりしてます。

一筋縄ではいかない老獪さとでも言うのでしょうか。

以前、G.グリーンの他作に対して「手癖一発的な技術で、(ギタリストとしての)面白さが判らない」と思いました。

が、これを聴いて前言を撤回いたします。すみません。m(_ _)m
収録曲
1. Introduction By Hank Stewart
2. Windjammer
3. Betcha By Golly Wow
4. Fancy Free
5. Flood In Franklin Park
6. Jan Jan
7. Walk In The Night

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