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2009年2月15日

Crosby Stills & Nash / Crosby Stills & Nash


リリース:1969年
評価:★★★★
コメント:「その後の西海岸ロックにおける音のあり方へ影響を与えた」という言い方では、その影響を見出すのは容易いと思うのです。

しかし、今になってこの有名作を耳にするに当っての感想はやはりこの三者(デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ステファン・スティルス)が通過してきた音楽観が
「融合するのではなく並立すること」で成り立った非常に稀有な作品だったという事の認識を再確認することができたという点でした。

代表曲であろう[1](S.スティルス)やウッドストックでも演じられた[6](D.クロスビー)は元より、軽快でポップな[2](G.ナッシュ)など、やはり融合ではなく各自の色が反発することなく並存できているアルバムなんだと思わせます。

クロスビー、スティルス&ナッシュとしては本作のみですが、この後ニール・ヤングを加えて名作<Déjà vu>が作成される事はご承知の事かと思います。

バーズ、ホリーズ、商業的成功は前者には及ばないものの、新鮮さや先進性という点で多くの支持を集めたバッファロースプリングフィールドといったグループを通過してきた三者がこのような邂逅の元に(再結成も含め)活動を続けている点も、ロック史に記すべき重要な事項だったのだと思います。
収録曲
1.Suite: Judy Blue Eyes
2.Marrakesh Express
3.Guinnevere
4.You Don't Have to Cry
5.Pre-Road Downs
6.Wooden Ships
7.Lady of the Island
8.Helplessly Hoping
9.Long Time Gone
10.49 Bye-Byes

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