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2009年8月30日

To Chi Ka / 渡辺香津美


リリース:1980年
評価:★★★★
コメント:高校生の頃、「日本一、否、世界で五指に入るはず!」と言って譲らなかったクラスメイト。

その口から出た名前が渡辺香津美でした。

その後、個人的な音楽嗜好にフュージョン等も入ってきた頃、例のStepsの六本木ピットインでのライブ作品に氏の名前がクレジットされているのを見て、そして聴いて、その力量に気付かされた次第です。

本作で聴く事ができるスタイルだけが氏のセールスポイントではないでしょうが、アコースティックは勿論、マイク・マイニエリ(vib)等とのリリカルでメロウなアンサンブルも、テクニカルな部分([1]の2分過ぎに現れる高速ハーモニクスは鳥肌モノ(^^;)も、思わず聞き入りそして唸ってしまうものばかり。

バックの布陣にはスティーブ・ジョーダン(ds)/マーカス・ミラー(b)、ピーター・アースキン(ds)/トニー・レヴィン(b)の2パターンのボトムに、ウォーレン・バーンハート(key)等の配置を織り交ぜた形となっており、ある種の拘りも見られる思いです。

今は無きケニー・カークランド(key)やマイケル・ブレッカー(ts)のプレーも抜きに語る事はできません。

'80sのジャパニーズ・フュージョンがまだまだ健在であった頃を代表する一作であると共に、今もこうして聴く事ができる上質の作品だと思います。
収録曲
1. Liquid Fingers
2. Black Canal
3. To Chi Ka
4. Cokumo Island
5. Unicorn
6. Don't be Silly
7. Sayonara
8. Manhattan Flu Dance

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