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2012年9月1日

ハネものがいいですねぇ


アルバム名:バンド・ワゴン
アーティスト:鈴木茂
リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:細野さん本線および支線での「伸び」を自身でも期待しつつ、気の向くまま音源を探しておりましたところ、本作をキャッチいたしました(言わずもがなの中古ですが、千円以下だったのでつい・・・(笑)。

断片的に記憶にあるアーティストとCD帯にみえる「元はっぴいえんどの・・」といった文句だけで、「ハズレはしないだろう」といったノリでの入手ではありましたが・・・失礼!m(_ _)m

帯には「伝説のバンド『はっぴいえんど』のギタリスト・・・」という文言がありましたが、細野さんが居たと言う以上の事を知らない手前、「はっぴえんど」の音も、この方の音(腕?)も知らないままのリーチでした。

シティポップというまでのスマートな洒落方ではない・・・これはネガティブなもの言いではなく、むしろ思いっきり'70sの匂いがするその歌詞とも相まって、歌謡曲との合間にでも存在していそうな感じでしょうかね、感触的に(^^;

歌詞は松本隆氏となっており、この方もはっぴいえんどでタイコを担当していた方なのですね。

小生は松田聖子の「赤いスイートピー」の作詞がこの方だった事を何故か強く記憶しております。

多分、TVで歌が流れる度に画面下にタイトルと共に作詞者作曲者名が出ていたからなのでしょうが、逆に言えば、きっとそれ以外でもこの方作詞は山ほどあって、意識せずとも字面として脳裏に焼き付けられているのかも知れませんね(笑)

もとい。ヴォーカル全般は当人が担当しているのですが、正直、決して歌で勝負というモノではないと思います。

ただ、個人的にはこの声質といいますか、艶もなく少々くすんだ感じなのに、音(楽曲)とは不思議と無理なく合ってしまっているのですねぇ・・・不思議。

また、意外にも?楽曲の多くがハネもの(ファンキー)そのものである点は、そちら系が好きなもの(笑)にとってはポイントアップでした。

はっぴいえんどやティン・パン・アレーがその辺りの音を主体としていたのか否かもいまいまは把握しておりませんが、何れ、この方のフィーリングがそこに「強み」を持っているのであれば、こちらも併せて追ってもいいかなぁと思っております。

キーボード系にはビル・ペインやドン・グルーシン(デイヴ・グルーシンの弟でしたっけ?)が、そしてもう一つの驚きは、タイコにデヴィッド・ガリバルディ!が参加していた点ですね。

はい、言わずと知れたホワイトファンクの雄、タワー・オブ・パワーの屋台骨を支えた男です。

なるほど、楽曲がそういう匂いを放つ理由が判ってきたように思います(^^;
収録曲
1.砂の女
2.八月の匂い
3.微熱少年
4.スノー・エキスプレス
5.人力飛行機の夜
6.100ワットの恋人
7.ウッド・ペッカー
8.夕焼け波止場
9.銀河ラプソディー

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