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2013年1月7日

Mbali Africa / 渡辺貞夫


リリース:1974年(録)
コメント:ジャズというカテゴリに興味をもったのは、小生の場合、必ずしもバップ的なものではなく、ジャズ・ロック、フュージョンやクロス・オーバーといった括りの中で語られる楽曲やアーティストの中での「ジャズ的要素」であったりしました。


必然、ナベサダさんのフュージョン期作品も聴きましたが、より耳を惹かれた音は<Sadao Watanabe at Montreux Jazz Festival>のテイストであったり、本作であったりしました。

繰り広げられる演奏、発せられる熱気と圧。

日本人ジャズマンの何を知っている訳ではない小生ではありますが、きっと形式とか流行とか、ジャズの行き詰まりがジャズマン達自身に感じられ始めた頃に、いち早くその枠を乗り越える動きを見せたのがナベサダさん流のアフリカ指向だったのでしょう。

アフリカ回帰やブラックネスをより強く濃く標榜した音は、いわゆるブラック・ジャズと呼ばれるものがありますが、それらも非常に興味を惹かれるものでした。

初期のビリー・ハーパーとかマックス・ローチの諸作とかですかねぇ。

もとい。2枚組みの前編はちょっとスピリチュアルな要素もあり、後半はもっとストレートにアフリカン・ミュージックの素の部分を表出させるような感じです。

どちらもイイ感じで、このライブを体験できた人はきっと心の浄化を感じるくらいスゥ~ッとしたのではないでしょうかねぇ(^^;

本作、現在では廃盤となっているようですが、それにしても惜しいと思います。

ナベサダさんやヒノテルさんのこの辺り('70s初中期)の作品は、スウィングだけじゃない和ジャズのバラエティをものすごくイイ形で伝えていると思うので・・・

レコ会社さん、なんとか再発をご検討くださいませ(笑)
収録曲
[Disc 1]
1.ITA(CALLING)
2.BAHARI PWARI(BAHARI BEACH)
3.JAMBO BHANA
4.AFRO TALK
5.HIP WALK
6.TANZANIA YAKO
[Disc 2]
1.TANU SONG
2.MASAI/MASAISTEPPE
3.TANZANIA E/FUNKY TANZANIAN
4.SABA SABA
5.HABARI YAKO
6.MBARI AFRICA
7.TANZANIA E

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