コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2013年11月18日

フィーリング・ナウ / 大橋純子


リリース:1974年
コメント:チョロチョロと視聴を続けている大橋純子氏作品ですが、意外と市場流通数はそれほど潤沢ではないのか、音楽CD通販サイトでも販売終了と出されている事が多いように思われます。

それでも、気の利いたサイトだと通販と店頭在庫は別に教えてくれるようで、実際、仕事帰りに某CDショップに立ち寄ってみると、確かに通販取り扱い終了モノが棚にポツリンと入っていました。

久し振りに「店頭デッドストック、ゲットぉ!」みたいな感触を味わうことができました(笑)

さて本作が大橋純子氏のソロデビュー作品となりますが、何と12曲中9曲が洋楽曲という見事なカバーアルバム。

ライナーを読むとプロデューサーのアイデアという事だったらしいのですが、これがまたちょいと微妙と言いますか…

尤も、そうした感覚を生む原因は(当たり前ながら)リスナー側が原曲を聴いているからに他なりません。

ま、ここでも「オリジナルに勝るカバーなし」の鉄則は健在ではあるのですが、大橋氏の名誉?のために申し添えておけば、当のご本人も「『違和感』がなかった訳ではない」とはおっしゃっています。

正直な感想を言えば、敢えて日本語訳にする必要があったのだろうか…の一点に尽きます。

例えば[3]はレオン・ラッセルの(声の)枯れた感じ、ピアノとスパイス程度のホーンを絡めた曲の行き方が妙の全てではないかと思うのですが、わざわざ日本語歌詞を創作してメロディに乗せるという作業がどうしてもマイナス以外の何者にも感じられないのですが…

ご本人もアマチュア自体から主に洋楽カバー(勿論、英語メイン)でやってきた手前、レコーディングでは日本語歌詞を原曲に乗せる難しさを思い知らされたそうです。

ともあれ、[7]や[9]も小生には耳なじみのある曲であるが故、これらを日本語歌詞で歌われてしまうとどうしても…

一方で、同じカバー曲なのに[1]や[4]は英語歌詞のまま見事に大橋純子ヴォイスを聴かせてくれている…どうもこうしたちぐはぐさが折角のアルバム全体評価を頭打ちにしてしまっているように感じました。

P.S. [6]はオリジナル曲なのですが、歌詞とか曲調がものすご〜く昭和臭が感じられる一品(笑)。

大橋純子氏の歌としては以降はあまり聴くことがない?昭和歌謡チックな作品(だって作詞はなかにし礼さんだしねぇ)。
収録曲
1. ストップ・ルック・リッスン - Stop, Look, Listen (Stylistics)
2. 兄弟の誓い - He Ain't hevy....He's My Brother (Neil Diamond)
3. ア・ソング・フォー・ユー - A Song For You (Leon Russell)
4. ルック・ホワット・ユア・ドゥーイン・トゥ・ザ・マン - Look What You're Doin' To The Man (Melba Moore)
5. いつも
6. 突然炎の如く
7. 夢に消えた夜 - (Last Night) I Didn't Get To Sleep At All (The 5th Dimension)
8. 帰り来ぬ青春 - Yesterday When I Was Young (Dusty Springfield)
9. やさしく歌って - Killing Me Softly With His Song (Roberta Flack)
10. ユア・マイ・ワールド - You're My World (Glen Campbell)
11. 鍵はかえして!
12. 消えゆく太陽 - Ain't No Sunshine (Bill Withers)

0 件のコメント:

コメントを投稿