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2014年4月1日

Boogie Hotel / Mark Gray

リリース:1982年
コメント:日本人ベーシストで、フュージョン最盛期には東海岸系アーティストとの交流も深く、後に自身のアルバム<ユニコーン>では日本人らしからぬ(失礼!)異彩を放つ作品を作った中村照夫氏が、自作でも多用した鍵盤奏者がこのマーク・グレイ。

小さい頃からクラシックなどを学び、長じてはジャズや現代音楽の要素も学んだという才人でもあるとの事。

そんな彼のファーストソロ作品が本作にあたり、何はともあれ、その客演参加者の豪華なことといったら...ブレッカーBros.を筆頭に、ボブ・ミンツァー(sax)、エリック・ゲイル(g)、スティーヴ・ガッド(ds)、マノーロ・バドレーナ(perc)、ウィル・リー(b)、中村照夫。

まぁ、時代が時代だったとは言え、こんな面子が(ほぼ新人さんのために)揃うんですねぇ〜(^^; で更に驚くのが、本作品がどうやら日本のみでのリリースであるらしかった点です。

内容はというと、一応本ブログでもフュージョンとカテゴライズさせてはもらっていますが、ひょっとしたらスムース・ジャズとかインストAORと表記した方が適切なのかもしれません。

#その3者の切り分けもそれはそれでグレーな部分もありますがね(^^;

流麗なピアノソロでムーディーに迫り、途中のテンポチェンジがいい具合のA-3、ヴォーカルをフィーチャーしたコンテンポラリーR&BチックなA-2やB-1等、確かにフュージョンとしては変化球の多い作品かも知れません。

また、演者としての力量はイイとしても、これはまぁ仕方がない点かもしれませんが、ブレッカー・ブラザーズの作品のような匂いがしないでもないです(^^;

面子が面子だけにねぇ...B-2とか「まんま」ま感じ...難しいのは何となく分かるのですが、ロドニー・フランクリンとかこの方M.グレイとか、鍵盤奏者がしっかりと「色」を出そうとすると、フュージョン作品としてキーボード主体のそれには(特に小生は)正直それほど魅力を感じなくなってしまいます。

なので塩梅といいますか、割合といいますか、そうした駆け引き、押し引き、抜き差し?に気にかけるべき重要事の1つなのかも知れません。

ホストを楽しまずにゲストを楽しむ...いい聴き方ではないことは承知しつつ、小生はB-3のE.ゲイル先生のgソロを楽しんでおります。
収録曲
A-1. Jumbo Jimbo
A-2. Heaven On Earth
A-3. My Lady
B-1. Rainbow Sky
B-2. Mark's Revenge
B-3. Reverend
B-4. Shadel Of Gray

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