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2014年4月8日

Stone Mason / Harvey Mason

リリース:1982年
コメント:生まれは'47年という事ですからとっくに還暦を過ぎているのですね、ハービー・メイソン。

「東のガッド、西のメイソン」等と手垢のついた形容もある種の称号でしょうし、ハンコックのヘッドハンターズでリズム隊に抜擢されて以降、'70sから'80sのフュージョン・シーンでの活躍(先日、動画サイトをみていたら、当時の日本の音楽番組でカシオペアとジャムっているのがあったりして(^^;)はまさに八面六臂。

そして'90sに入ってからは例のフォープレーでのコンテンポラリー・ジャズ・シーンでの活躍と、息の長い活動をしている訳ですが、面白いことに氏のオフィシャルサイトの作品一覧には本作が列記されていません。

多分、他の作品が世界的にディストリビューションが図れる大手版元だったのに対して、本作だけ版元がアルファ・レコードのようでして、流通も日本だけだったのかも知れません。

#故に?CD化の波からは取り残されてしまっているようです。

さて本作ですが、流石にフュージョンが生き生きとしていた時代に加え、集められた面子も有名どころがずらり。

内容はと言いますと、トップクラスが集ると必ずイイ作品ができるか否かは別問題として、小生的にはA面の各曲でメイン・ギターを務めいるのがスティーヴ・カーンさんである事が影響して、ある種の色眼鏡が掛かってしまっております...すみません(汗)

クレジット上ではプロデュースはH.メイソン(一部、リー・リトナーとの共同あり)ですが、例えば[A1]とか[A2]はプレーヤーとして入っているボブ・ジェームス(p)の匂いが、で[A3]、[A4]でkeyがデイヴ・グルーシンに代わると、これがGRPレーベルっぽいコンテンポラリー・ジャズみたいな匂いになります。

#[A3]、[A4]での軽やかなカッティングがS.カーンさんだなんて、言われなきゃ判らんですよ(^^;
B面ではギターにR.リトナーのクレジットが多くなり、また、ヴォーカルも入る事から全体的にはダンサブル(ディスコっぽい)雰囲気が強くなります。

レイ・パーカーの名前が見えたり、[B3]ではセッション・ミュージシャンとしてデヴィッド・ペイチやスティーブ・ポーカロ(言わずもがなのTOTO面子)の名前も見えます。

作品評価という点からすれば、あまりに両面で極端に違う印象があるので、決して「いい作品」とは言い難いと思います。

繰り返しですが、小生はA面のクレジット上、入手せざるを得なかったという事情があります(爆)
収録曲
A1. It All Comes From You
A2. Appassionate
A3. Autumn Flow
A4. Grusin's Groove
B1. What Goes Around
B2. Love Letters
B3. Hot Summer Nights
B4. Someday We'll All Be Free

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    「東のガッド、西のメイソン」とも言われるんですが・・・

    自分のブログで検索してもヒットしなかったぐらいで
    きっとどこかでは聴いているんでしょうが
    恥ずかしながら意識して聴いていない
    プレイヤーでした。
    早速、購入リストに登録してみました。

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    1. コメント、ありがとうございます。

      本編内で引用致しましたが、カシオペア作品を
      プロデュースしたり、確か大村憲司氏の作品、
      <KENJI SHOCK>でしたか、にも顔を出していた
      と記憶しています。

      良くも悪くもガッドさんが「ジャンル的な垣根」を
      越えて演じているのに比べると、メイソン氏はコール数
      では負けないと思うのですが、ジャズ/フュージョン枠
      での活躍が多いのかなぁと思います。

      また、ガッドさん(というか、ガッドギャング名義とか)
      作品はそれほど手厚く扱われていない?のに対して、
      メイソン氏の作品は高音質化で再発されたりして
      います。まったくもって面白ものです(^^;

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