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2014年4月27日

Red / King Crimson

リリース:1974年
コメント:ジョグ上がりか、風呂上りか、どちらも直後の一杯(あ、勿論、カロリーゼロの炭酸飲料ね(^^;)の如く、先ずはグッと喉で味わってから「ぷはぁ〜っ」というあの感覚...「渇きに対する潤い」という生理的欲求の充足故なのか、まぁ、心地よいですよね。

遠回りな?形容に取り立てて意味はないのですが、こちらもその心地よさに「ひょっとして、最強盤はコレで決まりじゃないか?」とキンクリ・ビギナーである小生はあっと言う間に取り込まれてしまっております:-P

他所でも目にするように、要素の割合からすればハードロックのテイストがそこかしこに感じられますし、そのせいもあってか、メロも聴きやすい部分が多く、聴くことに対して(他作に比べれば、という意味で)疲れる事もありません。

#個人的な下地としてハードロック系も好きだ、と言う事もあるでしょうが。

前作でも味わう事は出来ますが、例えば[2]でのジョン・ウェットンの歌いっぷりこそ、'80sのAsiaでのJ.ウェットン体験がベースになっている小生にしてみれば「嗚呼、この感じ…近い、近いぞぉ」となる訳ですね(笑)

加えて、前作<Starless and Bible Black>よりも楽曲の色合い(っていう表現も変ですが)が華やかに感じるのですね。

<Starless …>ではロバート・フリップ、J.ウェットン、ビル・ブラッフォード体制にデヴィッド・クロスも加わった体裁での録音だったかと思いますが、本作のクレジットにはメル・コリンズ(あぁ、あのライブ<Ladies of The Road>で強烈に吹きまくっていた人ね。でもキンクリ辞めたんじゃなかった知らん?)、イアン・マクドナルド(あら、この人も初期キンクリの面子に名を連ねていた人では?)といった方の名前が見えます。

正直、いきさつまでは調べていないのですが、何れ作品としてプラスに働いたのであれば言うことなしかと(^^;

ロビン・ミラー(オーボエ)、マーク・チャリグ(コルネット)といった方の奏でる音も曲によって非常に面白く響き、前述では「ハードロック色が濃い」といった書き方をしましたが、こうした楽器が活躍する[2]が個人的には一番心地よいかなぁと。

歌ナシのそれであれば、文句無しで[5]で決まりかなと。小生個人的にはファーストの陰とした中でのスケールの大きさみたいなものが非常に好きなのですが、こちらは対照的に「陽」とまでは行かずとも、その動的なイメージでのスケールの大きさが非常に好感触なのです。

なお、'60sから継続されたきたキング・クリムゾンは、某師匠の言を借りれば本作と共に「不可解な形で」一旦その幕を閉じる事になります。

'80sクリムゾンが思わず「琴線」に触れた事から聴き出した一連の作品ですが、いろいろ多くの発見や「意外にのめり込めそうな感触」(笑)を得る事ができたかなと思っております。

当面の目標はこの'70sキンクリ終盤におけるライブ音源である<The Night Watch>とか<The Great Deceiver>の視聴と、「メタルクリムゾン」等と形容される時期のものも一応はリーチしておこうかと考えています(追いかけるか否かは聴いてから決めようかと(^^;)

'80sのニューウェーブ期?(はい、エイドリアン・ブリューが歌っている頃のヤツ(笑)の<Ladies ...>以外のそれで何か良いモノがあれば聴いてみたいなぁとも思っています。

#ただ、'70sモノに比べ'80sモノはライブ盤とは言え変化に乏しいと
#某師匠からのコメントもあり...
収録曲
1.Red
2.Fallen Angel
3.One More Red Nightmare
4.Providence
5.Starless

4 件のコメント:

  1. 暗黒のKC探索の旅、お疲れ様でございます。
    この時期は一応オフィシャルでUSAというライヴ盤も
    ありますが、ドイツ音源(マインツなど)は一聴の
    価値ありです。
    今はBOXもかなり投売りしていて安価で
    入手できますので参考まで。

    90年代以降のKCは若干混乱してまして

    1)6人編成(Wトリオ編成)<ここも初期と後期では
    随分印象が違います
    2)KC解体>プロジェクト活動(1~4)
    3)4人編成
    4)Nuovo Metal

    (1)の頃(後期)はVROOOM VROOOM
    (3)の頃はHEAVY CONSTRUKCTION
    (4)の頃はLive in Nashville,TN November 9&10,2001
    が入門編としていいかもしれません。
    プロジェクト期はあまりお勧めできませんが、
    もしプロジェクトに手を出すくらいなら
    Bruford Levin Upper Extremitiesの方が
    絶対にお勧めです。
    そのままデヴィッド・トーンのループ奏法に
    はまっちゃってください(笑)

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    1. コメント、ありがとうございます。

      公式盤の<USA>は某中古ショップで見かけました。
      よしっ、ゲット目指します。<VROOOM VROOOM>
      というヤツも見かけた気が(^^;
      いやはや、深いです(ってか、浅かろうハズは
      ありませんよね(笑)

      惜しむらくは、'80sキンクリのライブ音源が、
      <Absent Lovers>で止まってしまうのが…
      まぁ、最初に「総決算」聴いてしまっては致し方無しか。

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  2. [補足]
    80年代のKCをもうちょっと掘り下げたい場合

    ・The Collectors' King Crimson Vol.2
    Live At Cap D'Agde 1982

    ・The Collectors' King Crimson Vol.4
    Discipline-Live at Moles at Moles Club 1981

    ・The Collectors' King Crimson Vol.5
    Live in Berkeley, CA August 13 1982

    ・The Collectors' King Crimson Vol.7
    Champaign-Urbana Sessions,1983

    ・The Collectors' King Crimson Vol.9
    Live in Philadelphia,PA(1982/7/30)

    というのもありますのでご参考まで

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    1. うわぁ〜、ありがとうございます。

      ますます中古屋巡りの際には目を凝らして
      Kの棚を物色するようにします!

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